T先生!子どもの風邪に食塩水を使うと良いって本当?
(下記の論文を元に一部AIを用いて作成しました)
たろうくん:「ねぇT先生、小児の風邪に食塩水を使うと良いって本当?」
T先生:「お、いい質問だね!そうなんだ。最近、食塩水が小児の風邪に効くかどうかを調べた研究が発表されたんだ。ちょうど2024年9月にオーストリアのウィーンで開かれた欧州呼吸器学会で、その結果が報告されたんだよ。」
たろうくん:「へぇ、食塩水ってどういう風に使うの?」
T先生:「この研究では、0歳から6歳の子ども407人を対象に、風邪を引いたときに食塩水を点鼻する効果を調べたんだ。食塩水って言っても、普通の塩水じゃなくて、高張食塩水っていうちょっと濃いめの塩水(2.6%)を使ったんだよ。それを1日に4回以上、各鼻に3滴ずつ点鼻するってやり方。」
たろうくん:「それで、どれくらい効いたの?」
T先生:「結果がすごくてね、食塩水を使った子どもたちは、風邪の症状が通常の治療を受けた子よりも2日短く治ったんだ。具体的には、通常の治療だと風邪の症状が続く期間の中央値が8日だったのに対して、食塩水を使った子は6日で症状が改善したんだ。しかも、風邪の症状が出てから24時間以内に食塩水を使い始めた場合、さらに効果が高かったんだよ。」
たろうくん:「すごいね!でも、みんなに効くの?」
T先生:「面白いことに、症状が出てから24時間以上経ってから食塩水を使い始めると、その効果はあまり見られなかったんだ。だから、早めに使い始めることが大事みたいだね。」
たろうくん:「ほかにはどんなことがわかったの?」
T先生:「例えば、風邪の原因がライノウイルスっていうウイルスだった場合、喘鳴(ぜんめい)っていう呼吸がヒューヒューなる症状が出ることがあるんだけど、通常の治療を受けた子どもたちの18%に喘鳴が見られたのに対して、食塩水を使った子たちでは4%だけだったんだ。だから、食塩水を使うと喘鳴のリスクも減るかもしれないってわかってきた。」
たろうくん:「他にも何か良いことあった?」
T先生:「そうだね、食塩水を使った子どもたちの家族が風邪をもらう確率も低かったんだ。通常の治療だと61%の家族が風邪を引いちゃったけど、食塩水を使った子の家族は46%に減ったんだよ。それに、市販薬の使用も少なかった。通常の治療を受けた子どもたちの36%が市販薬を使ったのに対し、食塩水を使った子たちは25%だけだったんだ。」
たろうくん:「へぇ~、食塩水ってすごいんだね!でも、どんな風邪にも効くの?」
T先生:「まあ、食塩水が万能ってわけじゃないけど、早めに使うと風邪の症状が軽くなる可能性があるみたいだね。ただし、どんな症状にも必ず効くわけじゃないし、風邪が重くなったらすぐに病院に行くのが大事だよ。」
たろうくん:「なるほど!じゃあ、風邪引いたときは食塩水試してみるね!」
T先生:「そうだね、試してみても良いかもしれないね。ただ、お母さんやお父さん、そして症状が長引く場合は、医師に相談することも忘れずにね。」
たろうくん:「ありがとう、T先生!また何かあったら聞くね!」
T先生:「いつでもおいで!」