2025年4月から帯状疱疹ワクチンが定期接種になる予定です!
- 2025年1月12日
- 院長日記,女性の健康,男性の健康,高齢者の健康,エイジング・ケア、予防医学
2025年4月1日より、帯状疱疹ワクチンが定期接種になる予定とのことです!
定期接種の対象となる方は以下の通りです。
・65歳の方
・60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害を有する方(厚生労働省令で定める方)
・65歳を超える方については、高齢者肺炎球菌ワクチンと同様、5年間の経過措置として、5歳年齢ごと (70、75、80、85、90、95、100歳)を対象とします。
帯状疱疹とは?
日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスがすでに体内に潜んでいる可能性があり、50歳を過ぎると帯状疱疹の発症が増え始め、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。特に、高血圧・糖尿病・リウマチ・腎不全といった基礎疾患がある方は、帯状疱疹の発症リスクが高くなるという報告もあります。
なぜ定期接種が重要なの?
高齢化が加速する日本において、健康寿命の延伸は重要な課題です。帯状疱疹は、発症すると強い痛みを伴い、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。また、後遺症として神経痛が残ることもあります。定期接種化により、接種費用の一部が公費負担となるため、より多くの方がワクチン接種を受けやすくなり、帯状疱疹の発症予防、そして健康的な生活の維持に繋がると期待されます。
※これまで市町村によって補助が様々でした(大野城市では1回10,000円、2回までなど)
当院では、帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の接種を推奨しております!
シングリックスは、世界で初めての遺伝子組換え型のサブユニットワクチンで、50カ国以上で使用されています。日本では、50歳以上の方、および帯状疱疹の発症リスクが高いと考えられる18歳以上の方を対象に承認されています。
※詳細な接種時期や費用については、お住まいの自治体からの情報をご確認ください。
【参考情報】