T先生!寝汗ってなんでかくの?病気のサインなの?
T先生!寝汗ってなんでかくの?病気のサインなの? 💦
たろうくん
「T先生!最近、朝起きたらパジャマがびしょびしょになってることがあるんだ。寝汗ってなんでかくの?もしかして病気なのかな?」
T先生
「心配になるよね。でも安心して!実は健康な人でも、一晩でコップ1杯分(約200ml)の汗をかいているんだよ。まずは寝汗がどうしてかくのか、一緒に考えてみよう!」
たろうくん
「えー!そんなにかいてるの?全然気づかなかった!」
🌙 寝汗をかく普通の理由
T先生
「人間の体温は、昼間は約36.5度くらいだけど、夜寝るときには0.5~1度下がるんだ。この体温を下げるために汗をかくんだよ。」
たろうくん
「へぇ〜!体温を下げるために汗をかいてるんだ!」
T先生
「そうなんだ!特にレム睡眠っていう夢を見やすい眠りの時は、体温調節がうまくできなくなるから、汗をかきやすくなるんだよ。一晩に4〜5回このレム睡眠があるから、その時に汗をかくことが多いんだ。」
たろうくん
「なるほど!じゃあ、普通のことなんだね。でも、どんな時に特に汗をかきやすくなるの?」
🏠 寝汗が増える日常的な原因
T先生
「いい質問だね!寝汗が増える理由はいくつかあるよ。」
たろうくん
「どんな理由があるの?」
T先生
「まず、部屋の温度が25度以上だったり、湿度が60%以上だと汗をかきやすくなるんだ。あと、厚い布団や毛布を使いすぎるのも原因になるよ。」
たろうくん
「たしかに!夏は特に汗をかくもんね。」
T先生
「それから、寝る前3時間以内に激しい運動をしたり、辛い食べ物やアルコールを飲んだりすると、体温が上がって汗をかきやすくなるんだ。ストレスがたまっている時も、交感神経が活発になって汗が増えることがあるよ。」
⚠️ 病気のサインかもしれない寝汗
T先生
「でもね、たろうくんが心配しているように、病気のサインとして寝汗が出ることもあるんだ。」
たろうくん
「えっ!どんな時に心配した方がいいの?」
T先生
「こんな症状があったら注意が必要だよ。パジャマを着替えないといけないくらいの大量の汗が週に3回以上、1ヶ月以上続く場合は要注意なんだ。」
たろうくん
「他にはどんな症状があるの?」
T先生
「原因不明の体重減少(1ヶ月で体重の5%以上)や、37.5度以上の微熱が続く、首や脇の下のリンパ節が腫れる、激しい咳が2週間以上続くなどの症状があったら、病院で診てもらった方がいいね。」
🏥 寝汗を引き起こす主な病気
T先生
「寝汗が症状として現れる病気はいくつかあるんだ。」
たろうくん
「どんな病気があるの?」
T先生
「例えば、感染症では結核や肺炎、ホルモンの病気では甲状腺機能亢進症、血液の病気では白血病やリンパ腫などがあるよ。でも、これらは他の症状も一緒に出ることがほとんどだから、寝汗だけで判断することはないんだ。」
たろうくん
「そうなんだ!じゃあ、寝汗だけならそんなに心配しなくてもいいの?」
T先生
「基本的にはそうだね。でも、更年期の女性はホットフラッシュといって、80%くらいの人が寝汗を経験するんだ。あと、睡眠時無呼吸症候群の人も、呼吸が止まることで交感神経が刺激されて汗をかきやすいよ。」
💡 寝汗を減らす対処法
T先生
「じゃあ、寝汗を減らすためにできることを教えるね!」
たろうくん
「うん!知りたい!」
T先生
「まず、寝室の温度は18〜22度、湿度は40〜60%に保つのがベストだよ。通気性の良いパジャマを着て、吸湿性の高い綿や麻のシーツを使うのもおすすめ!」
たろうくん
「なるほど!他には?」
T先生
「寝る2〜3時間前にぬるめのお風呂(38〜40度)に入ると、体温調節がスムーズになるよ。あと、寝る前のカフェインやアルコールは避ける、夕食は寝る3時間前までに済ませるのも大切だね。」
📝 まとめ!
✅ 健康な人でも一晩にコップ1杯分(約200ml)の汗をかくのは正常!
✅ 体温調節のための汗は自然な現象で、レム睡眠時に特に汗をかきやすい!
✅ 部屋の温度・湿度、寝具、ストレス、食事などが寝汗の原因になることが多い!
✅ 大量の寝汗が週3回以上、1ヶ月以上続く場合は病院で相談を!
✅ 寝室環境を整えて、生活習慣を見直すことで寝汗は改善できる!
たろうくん
「そっか!寝汗って体温調節のために必要なものなんだね。でも、あまりにも多い時は病気のサインかもしれないから、注意が必要なんだ。」
T先生
「その通り!基本的には心配いらないけど、体からのサインとして大切にしてね。快適な睡眠環境を作ることが、一番の対策だよ!」
たろうくん
「よーし!今夜から部屋の温度に気をつけて、薄いパジャマで寝てみる!ありがとう、T先生!」 😊