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医療コラム

しびれ|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

しびれ

しびれ

 

この症状について

受診の目安

考えられる主な原因

自宅でのケア方法

よくある質問(Q&A)

この症状について

 

しびれは、手足や体の一部がビリビリする、ジンジンする、チクチクするといった不快な感覚のことです。まるで手足が寝てしまったような感じや、虫が這うような感じを受けることもあります。

 

どんな状態か

– ビリビリ、ジンジン、チクチクといった異常な感覚

– 触った感じが鈍い、わかりにくい

– 力が入りにくい感じを「しびれ」と表現することもあります

 

どんなときに起こりやすいか

– 同じ姿勢を長く続けたとき

– 寒い場所にいたとき

– 過労や睡眠不足のとき

– 緊張やストレスを感じているとき

 

症状の特徴

– 一時的なもの:姿勢を変えると改善する

– 持続的なもの:病気が原因で続くことがある

– 片側だけのもの:脳の病気が疑われる

– 両側対称のもの:神経の病気が疑われる

 

年齢による違い

– 若い人:姿勢や運動による一時的なものが多い

– 中高年:持病や加齢による慢性的なものが増える

– 高齢者:複数の原因が重なることが多い

 

受診の目安

 

すぐに救急車を呼ぶべき症状

– 突然の強いしびれと共に、以下の症状がある場合:

– 顔の歪み

– 言葉が出にくい

– 手足の動きが悪い

– 激しい頭痛

– 意識がもうろうとする

 

できるだけ早く受診すべき症状

– しびれと共に以下の症状がある:

– 手足の力が入りにくい

– 歩きにくい

– 痛みを伴う

– 急に症状が悪化した

– 発熱がある

 

通常の受診が必要な場合

– 2週間以上症状が続く

– 徐々に症状が悪化している

– 日常生活に支障がある

– 夜間の症状が強い

– 持病の糖尿病がある

 

様子を見ても良い場合

– 姿勢を変えると改善する

– 症状が一時的である

– 原因が明らかで生活習慣の改善で対応できる

 

受診する診療科の選び方

– まずは内科や総合診療科に相談

– 症状に応じて以下の診療科を紹介:

– 脳神経内科:脳や神経の病気が疑われる場合

– 整形外科:首や腰の病気が疑われる場合

– 循環器科:血行不良が疑われる場合

 

考えられる主な原因

 

よくある原因

– 姿勢や体勢による一時的な圧迫

– 寝違えや筋肉の張り

– 疲労やストレス

– 寒冷刺激による血行不良

 

生活習慣との関連

– 長時間のデスクワーク

– 運動不足

– 不規則な生活

– 睡眠不足

– 喫煙や過度の飲酒

 

注意が必要な原因

– 脳卒中(脳梗塞、脳出血)

– 糖尿病性神経障害

– 頸椎・腰椎の病気

– 手根管症候群

– 末梢神経の病気

 

年齢による違い

若年層:

– 姿勢による一時的な症状

– スポーツによる過用

中高年:

– 生活習慣病に関連した症状

– 加齢による変化

高齢者:

– 複数の病気の合併

– 薬の副作用

 

自宅でのケア方法

 

すぐにできる対処法

– 姿勢を変える

– 軽くマッサージする

– 温める(血行を改善)

– 深呼吸でリラックス

– こまめに休憩を取る

 

生活上の注意点

– 同じ姿勢を長時間続けない

– 適度な運動を心がける

– 十分な睡眠をとる

– ストレス解消を心がける

– 暖かい服装を心がける

 

してはいけないこと

– 無理に我慢する

– 強くもむ

– 熱すぎる温めもの

– 原因不明なのに市販薬に頼りすぎる

– 自己判断で様子を見すぎる

 

予防のための工夫

– 定期的なストレッチ

– 適度な運動習慣

– バランスの良い食事

– 禁煙

– 適度な飲酒

 

よくある質問(Q&A

 

Q1:どんな場合に救急受診が必要ですか?

A:以下の症状がある場合は、すぐに救急受診が必要です:

– 突然の強いしびれと共に、顔の歪みや言葉の出にくさがある

– 手足の動きが急に悪くなった

– 激しい頭痛を伴う

– 意識がもうろうとする

– 高熱を伴う

 

Q2:仕事や学校生活はどうすれば良いですか?

A:症状の程度に応じて以下のように対応します:

– 軽い症状:

– こまめに休憩を取る

– 姿勢を変える

– ストレッチを行う

– 中程度の症状:

– 上司や担当者に相談

– 必要に応じて業務調整

– 医療機関に相談

– 重い症状:

– 必要に応じて休養

– 医師の指示に従う

 

Q3:周囲の人への注意点は?

A:以下のポイントを周囲に伝えましょう:

– しびれの症状は外からは分かりにくい

– 必要に応じて休憩や姿勢の変更が必要

– 重い物を持つなど無理な動作は避けたい

– 症状が強い時は手助けが必要な場合がある

 

Q4:日常生活での工夫は?

A:以下のような工夫が効果的です:

– デスクワーク時:

– 正しい姿勢を保つ

– こまめな休憩

– ストレッチ

– 生活習慣:

– 規則正しい生活

– バランスの良い食事

– 適度な運動

– 環境調整:

– 適切な室温管理

– 快適な寝具の選択

– 作業環境の改善