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医療コラム

動悸|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

動悸

動悸(どうき)

 

この症状について

受診の目安

考えられる主な原因

自宅でのケア方法

よくある質問(Q&A)

この症状について

 

動悸とは、普段は意識しない心臓の鼓動を不快に感じる症状のことです。具体的には以下のような感覚として現れます:

– ドキドキする

– 胸がバクバクする

– 心臓が飛び出しそう

– 脈が飛ぶ感じがする

 

動悸は日常生活でよく見られる症状で、運動時や緊張時など、体が活発に活動している時に起こるのは自然なことです。ただし、突然の動悸や、強い不安を感じるような動悸は、何らかの病気のサインかもしれません。

 

動悸の特徴は人によって異なり、以下のようなパターンがあります:

– 突然始まって突然終わる

– じわじわと始まってゆっくり収まる

– 数秒で終わる

– 数分から数時間続く

 

年齢や性別によっても特徴が異なります:

– 若い方:ストレスや生活習慣の乱れが原因になりやすい

– 高齢の方:心臓の病気が原因のことがある

– 女性:更年期に伴う症状として現れることがある

 

受診の目安

 

すぐに救急車を呼ぶべき症状

– 動悸とともに、激しい胸の痛みがある

– 冷や汗が出て、意識が遠くなる感じがする

– ひどいめまいや失神を伴う

– 呼吸が苦しく、横になれない

 

できるだけ早く受診すべき症状

– 今までに経験したことのない強い動悸

– 数時間以上続く動悸

– 脈が極端に速いまたは遅い

– 基礎疾患(心臓病、高血圧など)がある方の動悸

 

通常の受診が必要な場合

– 動悸が頻繁に繰り返される

– 日常生活に支障が出る

– 不安や心配が強い

– 原因がわからず気になる

 

受診する診療科

– 内科・循環器内科:心臓や血圧に関連する症状

– 心療内科・精神科:ストレスや不安が強い場合

– かかりつけ医:まずは相談を

 

考えられる主な原因

 

よくある原因

– 不整脈(心臓の拍動が乱れる状態)

– ストレスや不安

– 貧血

– 甲状腺機能亢進症

– 自律神経の乱れ

 

生活習慣に関連する原因

– カフェインの取りすぎ

– 睡眠不足

– 運動不足や急な運動

– 喫煙

– アルコール

 

注意が必要な原因

– 心臓の病気(心筋梗塞、狭心症など)

– 肺の病気(肺塞栓症など)

– 重度の貧血

– 重度の甲状腺機能亢進症

 

自宅でのケア方法

 

すぐにできる対処法

– ゆっくりと深い呼吸をする

– 涼しい場所で安静にする

– 水分を適度に摂取する

– 体を冷やしすぎない

 

生活上の注意点

– 十分な睡眠をとる

– カフェインを控えめにする

– 規則正しい生活を心がける

– ストレス解消法を見つける

 

してはいけないこと

– 過度の運動

– 極端な食事制限

– 市販薬の過剰使用

– 自己判断での治療

 

よくある質問(Q&A)

 

Q1:どんな場合に救急受診が必要ですか?

A:以下の症状がある場合は、すぐに救急受診してください:

– 強い胸の痛みを伴う

– めまいや失神がある

– 呼吸が著しく苦しい

– 冷や汗が出る

– 顔色が悪く、唇が紫色になる

 

Q2:市販薬は使っても良いですか?

A:以下の点に注意して使用してください:

– 医師に相談してから使用する

– 用法・用量を守る

– 症状が改善しない場合は受診する

– 持病がある場合は特に注意が必要

 

Q3:仕事や学校はどうすれば良いですか?

A:状況に応じて以下のように対応しましょう:

– 軽い症状:通常通り活動可能

– 中程度:無理せず休憩を取る

– 重い症状:受診して医師に相談

 

Q4:家族への感染の心配はありますか?

A:動悸そのものは感染しません。ただし:

– 原因が感染症の場合は注意が必要

– 家族にも同じ症状がある場合は、環境要因の可能性を考える

– 遺伝的な要因もあるため、家族歴は医師に伝える