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医療コラム

筋肉痛|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

筋肉痛

筋肉痛

 

この症状について

受診の目安

考えられる主な原因

自宅でのケア方法

よくある質問(Q&A)

この症状について

 

筋肉痛は日常生活でよく経験する症状です。過度の運動や外傷が原因となることが多く、通常は自然に良くなります。ただし、時には重大な病気のサインとなることもあるため、症状によっては注意が必要です。

 

筋肉痛は、以下のような特徴があります:

 

– 運動後に起こる痛み:

24-48時間後にピークとなり、徐々に改善

– 感染症に伴う痛み:

全身の筋肉痛として現れ、発熱を伴うことが多い

– 炎症性の痛み:

局所の熱感や腫れを伴うことがある

– 神経性の痛み:

しびれや違和感を伴うことがある

 

特に高齢者では、リウマチ性多発筋痛症などの可能性もあり、症状の特徴や経過に注意が必要です。

 

 

受診の目安

 

すぐに救急車を呼ぶべき症状

– 激しい筋肉痛と共に意識が混濁する

– 高熱(38.5度以上)と強い筋肉痛が同時にある

– 褐色尿が出る

– 呼吸が苦しい、胸痛がある

 

できるだけ早く受診すべき症状

– 38度以上の発熱が続く

– 筋肉痛と共に皮膚の発赤・腫れがある

– 筋力低下を伴う

– 原因不明の激しい筋肉痛が続く

 

通常の受診が必要な場合

– 1週間以上改善しない筋肉痛

– 日常生活に支障をきたす痛み

– 繰り返し起こる筋肉痛

– 原因がはっきりしない筋肉痛

 

 

考えられる主な原因

 

よくある原因

– 過度の運動や不慣れな動作

– ウイルス感染症

– 疲労やストレス

– 姿勢の悪さ

 

注意が必要な原因

– 横紋筋融解症:激しい運動や薬の副作用で起こる筋肉の破壊

– 多発性筋炎:自己免疫疾患による筋肉の炎症

– 感染性筋炎:細菌による筋肉の感染

– 悪性腫瘍に伴う症状

 

自宅でのケア方法

 

すぐにできる対処法

– 安静と休養

– 冷やす(炎症が強い場合)

– 温める(こりや張りが主な場合)

– ストレッチ(痛みが和らいでから軽く)

 

してはいけないこと

– 痛みを我慢して無理な運動を続ける

– 原因不明の痛みを放置する

– 医師に相談せずに強い鎮痛剤を使用する

 

よくある質問(Q&A)

 

Q1:どんな場合に救急受診が必要ですか?

A1:以下の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください:

– 激しい筋肉痛と意識の混濁

– 高熱と強い筋肉痛の組み合わせ

– 褐色尿

– 呼吸困難や胸痛

 

Q2:市販薬の使い方で気をつけることは?

A2:

– 使用前に必ず説明書を読む

– 決められた用量を守る

– 症状が改善しない場合は医師に相談

– 他の薬との相互作用に注意

 

Q3:仕事や学校生活はどうすれば良いですか?

A3:

– 激しい痛みがある場合は無理せず休養

– 徐々に活動を再開

– デスクワークでは定期的に軽い運動を

– 運動時は準備運動を十分に

 

Q4:予防のために気をつけることは?

A4:

– 適度な運動習慣をつける

– 急激な運動は避ける

– 十分な睡眠と栄養をとる

– ストレッチを日常的に行う