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医療コラム

腰痛|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

腰痛

腰痛

 

この症状について

受診の目安

考えられる主な原因

自宅でのケア方法

よくある質問(Q&A)

この症状について

 

腰痛は、多くの人が一生に一度は経験する一般的な症状です。腰の痛みは、軽い筋肉の張りから重度の痛みまで様々な形で現れます。

 

どんな状態?

– 腰に痛みやはりを感じる

– 動くと痛みが強くなることがある

– 朝起きたときに特に痛みを感じやすい

– 長時間同じ姿勢を続けると痛みが出やすい

 

いつ起こりやすい?

– 重い物を持ち上げた後

– 急な動作をした後

– 長時間の同じ姿勢(デスクワークなど)

– 寝違えた後

– 運動不足による筋力低下

 

一般的に、急性の腰痛(発症から6週間以内)は90%が自然に改善します。ただし、適切な対処をしないと慢性化(12週間以上続く)する可能性があります。

 

 

受診の目安

 

すぐに救急車を呼ぶべき症状

– 突然の激しい腰痛とともに、意識がもうろうとする

– 足に力が入らない、しびれが強い

– トイレが近い、または我慢できない

– 38度以上の発熱を伴う激しい腰痛

 

できるだけ早く受診すべき症状

– 痛みで眠れない

– 足のしびれや痛みが強い

– 数日たっても痛みが改善しない

– 55歳以上で初めて起こった強い腰痛

– 原因不明の体重減少を伴う腰痛

 

通常の受診が必要な場合

– 2週間以上続く腰痛

– 繰り返し起こる腰痛

– 日常生活に支障がある程度の痛み

 

様子を見ても良い場合

– 動作時のみの軽い痛み

– 数日で徐々に改善傾向

– 普段の生活が送れる程度の痛み

 

 

考えられる主な原因

 

よくある原因

– 筋肉の張りや疲労

– 姿勢の悪さ

– 運動不足

– ストレス

 

生活習慣との関連

– 長時間のデスクワーク

– 不適切な姿勢での作業

– 寝具の不適合

– 運動不足による筋力低下

 

注意が必要な原因

– 椎間板ヘルニア

– 脊柱管狭窄症

– 圧迫骨折

– 感染症

– 腫瘍

 

自宅でのケア方法

 

すぐにできる対処法

– 痛みが強い時は横になって休む

– 氷嚢やシップを使用

– 無理のない範囲で体を動かす

– 入浴でリラックス

 

生活上の注意点

– 重い物を持たない

– 急な動作を避ける

– 良い姿勢を心がける

– 適度な運動を継続する

 

市販薬の使用方法

– 痛み止めは医師や薬剤師に相談して選ぶ

– 用法・用量を守る

– 痛みが続く場合は受診を検討

– 副作用に注意

 

してはいけないこと

– 無理に動く

– 長時間の安静

– 原因不明なのに市販薬に頼り続ける

– 民間療法に頼りすぎる

 

よくある質問(Q&A)

 

Q1:どんな場合に救急受診が必要ですか?

以下の症状がある場合は、すぐに受診が必要です:

– 足に力が入らない

– 排尿や排便が困難

– 高熱を伴う

– 意識がもうろうとする

– 激しい痛みで動けない

 

Q2:薬の使い方で気をつけることは?

市販の痛み止めを使用する際の注意点:

– 医師や薬剤師に相談して選ぶ

– 決められた用量を守る

– 長期間の使用は避ける

– 症状が改善しない場合は受診する

– 他の薬との併用に注意

 

Q3:仕事や学校生活はどうすれば良いですか?

活動の継続について:

– 痛みの程度に応じて活動を調整

– 必要に応じて短期の休養

– 徐々に活動を再開

– 職場での姿勢に注意

– 適度な休憩を取る

 

Q4:周囲の人への影響や注意点は?

生活における注意点:

– 一般的な腰痛は感染性ではない

– 周囲の協力を得る

– 無理のない範囲で活動

– 職場での作業環境の改善

– 予防のための生活改善