T先生!赤ちゃんが親の唾液に触れるとアレルギーが少なくなるの?
- 2024年1月19日
- 2024年2月11日(更新)
- 教えて!T先生,最近の研究,子どもの健康,アレルギー・リウマチ
(下記の論文を元に一部AIを用いて作成しました)
たろうくん「ねえT先生、赤ちゃんが親の唾液に触れるとアレルギーが減るって本当なの?」
T先生「そうだね、たろうくん。最近の研究によると、乳児期における親子の唾液接触がアレルギー発症リスクを減らすかもしれないんだよ。」
たろうくん「え、どうして唾液がアレルギーに関係あるの?」
T先生「うん、それはね、親の唾液にはたくさんの細菌が含まれていて、これが赤ちゃんの免疫系に良い影響を与える可能性があるんだ。たとえば、おしゃぶりをお母さんが口できれいにしたり、食器を共有したりすることで、細菌が赤ちゃんに移るんだね。」
たろうくん「細菌って悪いものじゃないの?」
T先生「いい質問だね。実は、全ての細菌が悪いわけではなくて、体にとって良い働きをする細菌もいるんだよ。これらは免疫系を強化し、アレルギーのリスクを減らすかもしれない。」
たろうくん「じゃあ、赤ちゃんがおしゃぶりを使うのはいいことなの?」
T先生「その通り。特に、乳児期の前半(生後0~6カ月)におしゃぶりを使うと、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎のリスクが減るかもしれない。そして、生後6~12カ月では、食器の共有がアトピー性皮膚炎のリスクを減らすことが示唆されているんだ。」
たろうくん「すごいね!でも、なんでアレルギーに良いの?」
T先生「それはね、唾液接触によって赤ちゃんの免疫系が母親の口腔内の細菌叢(さいきんそう)と触れ合うことで、免疫系が正しく機能するようになるからだと考えられているんだ。」
たろうくん「へー、それでアレルギーが減るのか!でもT先生、赤ちゃんと唾液が触れ合うことって、ちょっと気になるなあ。特に食器を共有するのって、虫歯になったりしないの?」
T先生「それも大事なポイントだね。2023年8月31日に日本口腔衛生学会から発表されたように、『乳幼児期に親と食器を共有することで虫歯を予防できる』ということに科学的根拠はないんだ。つまり、食器を共有しなくても虫歯になるリスクは変わらないってこと。」
たろうくん「じゃあ、食器を共有しても大丈夫なの?」
T先生「そうだね。乳児との唾液接触を極端に避ける必要はないってことだよ。親子の間で自然に唾液が触れ合うことは、アレルギー予防に良い影響をもたらすかもしれないし、虫歯リスクには関係ないとされているからね。」
たろうくん「へえ、そうなんだ。じゃあ、赤ちゃんともっと仲良くなっても大丈夫なんだね!」
T先生「ええ、その通り。親子のスキンシップは赤ちゃんの健康にも良い影響を与えるよ。ただし、口腔衛生には気を付けて、感染症には注意することが大切だよ。」
たろうくん「わかった!T先生、教えてくれてありがとう!」
T先生「いつでもどんな質問でもいいから、気軽に聞いてね。一緒に健康について学んでいこう!」