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医療コラム

T先生!どうして寝てるときに歯ぎしりしちゃうの?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!どうして寝てるときに歯ぎしりしちゃうの?

📢 T先生!どうして寝てるときに歯ぎしりしちゃうの? 😴

たろうくん 「T先生!最近お母さんに、寝てるときに歯をギリギリ鳴らしてるって言われたんだ。なんで寝てるときに歯ぎしりしちゃうの?」

T先生 「それは心配だね。実は歯ぎしり、医学用語ではブラキシズムって言うんだけど、大人の約5~8%、子どもの約10~20%の人が経験している現象なんだよ。」

たろうくん 「へぇ~、ぼくと同じクラスの子も歯ぎしりしてるかもしれないんだね!でも、なんで寝てるときに歯をギリギリさせちゃうの?」

🧠 歯ぎしりが起きる理由

T先生 「歯ぎしりの原因はいくつかあるんだけど、一番大きな原因はストレスなんだ。学校でテストがあったり、友達とケンカしたり、心配事があると、体が無意識にストレスを発散しようとして歯ぎしりをすることがあるんだよ。」

たろうくん 「なるほど!じゃあ、ぼくが算数のテストの前の日に歯ぎしりしてたのは、緊張してたからかも!」

T先生 「その可能性は高いね!他にも、歯並びが悪いことや、カフェインの取りすぎ睡眠時無呼吸症候群なんかも原因になることがあるよ。特に子どもの場合は、成長とともに自然に治ることも多いんだ。」

😮 歯ぎしりの種類と音の違い

たろうくん 「歯ぎしりって、みんな同じギリギリって音なの?」

T先生 「いい質問だね!実は歯ぎしりには3つのタイプがあるんだよ。」

たろうくん 「へぇ~、どんなタイプがあるの?」

T先生 「まず一つ目はグラインディング型。これが一番よく聞く『ギリギリ』って音を出すタイプで、歯を左右に擦り合わせるんだ。二つ目はクレンチング型で、これは音が出ないけど、歯をギューッと強く噛みしめるタイプ。三つ目はタッピング型で、上下の歯をカチカチと鳴らすタイプだよ。」

たろうくん 「ぼくのはギリギリ言ってるから、グラインディング型だね!」

⚠️ 歯ぎしりが体に与える影響

T先生 「歯ぎしりを放っておくと、いろんな問題が起きることがあるんだ。例えば、歯がすり減って短くなったりあごが痛くなったり頭痛や肩こりの原因になることもあるよ。」

たろうくん 「えっ、頭痛も関係あるの?」

T先生 「そうなんだ!歯ぎしりをするときの力は、自分の体重の2倍から5倍もの力がかかることがあるんだよ。つまり、たろうくんが30kgだとしたら、60kg~150kgの力で歯を噛みしめていることになるんだ。」

たろうくん 「わぁ、そんなに強い力なんだ!じゃあ、どうしたら治るの?」

💊 歯ぎしりの治し方と予防法

T先生 「まず大切なのはストレスを減らすことだね。寝る前にリラックスする時間を作ったり、好きな音楽を聴いたり、深呼吸をしたりするといいよ。」

たろうくん 「ぼくは寝る前に漫画読んでリラックスしてるよ!」

T先生 「それもいいね!でも、寝る1時間前はスマホやテレビを見ないようにすると、もっと良い睡眠がとれるよ。あと、歯医者さんでマウスピース(ナイトガード)を作ってもらうのも効果的なんだ。これを寝るときに付けると、歯を守ることができるんだよ。」

たろうくん 「マウスピースって、スポーツ選手がつけてるやつ?」

T先生 「似てるけど、寝るとき用のマウスピースは薄くて透明で、つけても違和感が少ないように作られているんだ。多くの人がマウスピースを使うことで歯ぎしりによる歯のダメージを防げているよ。」

🏠 家でできる簡単な対策

T先生 「他にも、家でできる簡単な対策があるよ。例えば、あごのマッサージをしたり、温かいタオルであごを温めるのも効果的なんだ。」

たろうくん 「マッサージならぼくでもできそう!どうやってやるの?」

T先生 「耳の前にある、口を開け閉めすると動く場所があるでしょ?そこを優しく円を描くようにマッサージするんだ。1日2~3回、各30秒くらいやるといいよ。あと、ガムを噛みすぎないことや、硬い食べ物を避けることも大切だね。」

たろうくん 「なるほど!日中も気をつけることがあるんだね!」

📝 まとめ!

歯ぎしりは成人の約5~8%、子どもの約10~20%が経験する現象!

主な原因はストレスで、歯並びやカフェインの取りすぎも関係することがある!

歯ぎしりの力は体重の2~5倍で、歯のすり減りや頭痛、肩こりの原因になる!

マウスピースの使用で歯のダメージを効果的に防げる!

ストレス管理、あごのマッサージ、良い睡眠習慣が予防に効果的!

 

たろうくん 「T先生、ありがとう!歯ぎしりって意外と多くの人がしてるんだね。まずは寝る前のリラックスタイムを作って、あごのマッサージもやってみるよ!」

T先生 「その調子!もし歯ぎしりが続いたり、あごが痛くなったりしたら、歯医者さんに相談してマウスピースを作ってもらうといいよ。たろうくんの歯を大切に守っていこうね!」😊