たろうくん「T先生！生理痛にはLEPよりジェノゲストって本当？」

 

T先生「そうだね、たろうくん。2023年におこなわれた日本女性医学学会で、生理痛がひどい女性には、ジェノゲストがLEPよりも効果があるかもしれないって横須賀先生という先生が報告したんだ。」

 

たろうくん「へぇ～、ジェノゲストって何？」

 

T先生「ジェノゲストは、プロゲスチン製剤っていう種類の薬で、生理痛を和らげるのに使われるんだ。特に、月経困難症っていう、生理痛が特にひどい状態に効果があるんだよ。」

 

たろうくん「じゃあ、LEPって何？」

 

T先生「LEPは低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬のことで、これも生理痛の治療に使われるんだけど、ジェノゲストとは少し違う効き方をするんだ。」

 

たろうくん「どっちがいいの？」

 

T先生「研究によると、ジェノゲストを使ったグループの方が、痛みがずっと少なくなることがわかったんだ。LEPを使ったグループに比べて、ジェノゲストの方が痛みを減らす効果が高かったってことだね。」

 

たろうくん「痛みがなくなるって、すごくない？」

 

T先生「すごいことだよね。実際に、ジェノゲストを使った人のほとんどが、6カ月後には痛みがほとんどなくなって、生活の質が改善されたんだ。」

 

たろうくん「でも、全部の人が痛みがなくなるわけじゃないんでしょ？」

 

T先生「そうだね。痛みが完全になくなった人もいれば、そうでない人もいる。でも、ジェノゲストを使った人の中では、ほとんどの人が大きく改善を感じたよ。ただ、不正出血があると痛みが残ることがあるから、その点は注意が必要だね。」

 

たろうくん「ジェノゲストって、生理痛にめちゃくちゃ効くんだね！」

 

T先生「そうだね。これからは、ジェノゲストが生理痛の治療でよく使われるかもしれないね。でも、薬は人によって合う合わないがあるから、自分に合った治療を選ぶことが大切だよ。」

 

たろうくん「なるほど、T先生、いつもありがとう！」

 

T先生「いつでも聞いてくれたら嬉しいよ。健康について知ることは、とても大切なことだからね。」