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医療コラム

T先生!無痛分娩で産後の合併症が減るの?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!無痛分娩で産後の合併症が減るの?

(下記の論文を元に一部AIを用いて作成しました)

Kearns RJ, Kyzayeva A, Halliday LOE, Lawlor DA, Shaw M, Nelson SM. Epidural analgesia during labour and severe maternal morbidity: population based study. BMJ. 2024 May 22;385:e077190. doi: 10.1136/bmj-2023-077190. PMID: 38777357; PMCID: PMC11109902.

 

T先生「たろうくん、それはいい質問だね!最近、英国で行われた研究で、無痛分娩が産後の重症合併症、つまりお母さんが大きな病気になるリスクを減らすかもしれないという結果が出たんだ。」

 

たろうくん「うん、それ!どうして無痛分娩でリスクが減るの?」

 

T先生「無痛分娩っていうのは、お産の時に硬膜外麻酔という背中から麻酔をする方法を使うんだ。これで、お母さんはお腹の痛みを感じにくくして、体へのストレスを少なくするんだよ。特に心臓病や呼吸器疾患がある人、または双子を妊娠している人など、もともとリスクが高い人にとっては、とても助けになるんだ。」

 

たろうくん「へえ、すごいね!じゃあ、どれくらいリスクが減るの?」

 

T先生「この研究ではね、無痛分娩を受けた女性は、そうでない女性に比べて、重症合併症が起こるリスクが35%も低かったんだ。」

 

たろうくん「35%も下がるんだ!でも、みんなが無痛分娩をするわけじゃないんだね。」

 

T先生「そうだね。この研究では、56万人以上のお母さんのデータを調べたんだけど、無痛分娩をしたのは22%だったんだ。でも、心臓や肺の病気があったり、帝王切開の経験があったり、双子だったりするお母さんは、無痛分娩をする方が合併症のリスクが減るんだ。」

 

たろうくん「早産のお母さんはどうなの?」

 

T先生「早く産まれてくる赤ちゃんのお母さんも、無痛分娩をした方が合併症が減るんだよ。特に、予定日よりもずっと早く産まれる場合は、その効果が大きいみたいなんだ。」

 

たろうくん「へえ、それは良かったね!お母さんが元気だと赤ちゃんも元気に育てられるもんね。」

 

T先生「その通りだね。お母さんの健康はとても大事だから、無痛分娩でお母さんを守ることができるなら、もっと積極的に使っていけたらいいね。でも、お母さんによって状況は違うから、お医者さんとよく相談することが大切だよ。」

 

たろうくん「うん、わかった!赤ちゃんが生まれる時は、お母さんが安心してお産できるようにするのが一番大事なんだね。」

 

T先生「そうだね、たろうくん。赤ちゃんもお母さんも、みんな健康で幸せになれるように、これからも色々な研究が進むといいね。」