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医療コラム

T先生!コロナワクチンはロングCOVIDも予防できるの?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!コロナワクチンはロングCOVIDも予防できるの?

(下記の論文を元に一部AIを用いて作成しました)

Thaweethai T, Gross RS, Pant DB, Rhee KE, Jernigan TL, Kleinman LC, Snowden JN, Salisbury AL, Kinser PA, Milner JD, Tantisira K, Warburton D, Mohandas S, Wood JC, Fitzgerald ML, Carmilani M, Krishnamoorthy A, Reeder HT, Foulkes AS, Stockwell MS; RECOVER-Pediatrics Consortium. Preventive effect of vaccination on long COVID in adolescents with SARS-CoV-2 infection. Vaccine. 2025 Oct 31;68:127907. doi: 10.1016/j.vaccine.2025.127907. Epub ahead of print. PMID: 41176968.

 

📢 T先生!コロナワクチンはロングCOVIDも予防できるの? 💉


たろうくん
「T先生!コロナワクチンって、コロナにかかりにくくするだけじゃなくて、ロングCOVIDも防げるって本当?」

T先生
「それはすごくいい質問だね!実は最近、アメリカで12歳から17歳の青少年1,231人を対象にした大規模な研究が発表されたんだ。その結果、ワクチンを打っていると、コロナに感染しても、ロングCOVIDになるリスクが36%も低くなることが分かったんだよ。」

たろうくん
「へぇ〜!でも、ロングCOVIDって何なの?」


🤔 ロングCOVIDって何?

T先生
「ロングCOVIDっていうのは、コロナに感染した後、3か月以上も症状が続く状態のことなんだ。疲れやすくなったり、頭痛が続いたり、においや味が分からなくなったり、集中力が落ちたりするんだよ。」

たろうくん
「それって、ずっと続くの?学校にも行けなくなっちゃうの?」

T先生
「そう、だから問題なんだ。ロングCOVIDになると、勉強に集中できなかったり、スポーツができなくなったりして、日常生活に大きな影響が出てしまうんだ。だからこそ、予防することがとても大事なんだよ。」


💪 ワクチンの予防効果

たろうくん
「じゃあ、ワクチンを打つと、どれくらい予防できるの?」

T先生
「この研究では、ワクチンを打った724人と、打っていない507人を比べたんだ。そうしたら、ワクチンを打っていない人は20.7%がロングCOVIDになったのに対して、ワクチンを打った人は13.3%だけだったんだよ。」

たろうくん
「ということは、ワクチンを打っておくと、コロナにかかっても、ロングCOVIDになりにくいってこと?」

T先生
「その通り!コロナに感染する前の6か月以内にワクチンを打っていると、感染した後でもロングCOVIDになるリスクが約36%低くなるんだ。調整後の分析でも、約26%のリスク低減効果があることが確認されているよ。」


🛡️ ワクチンが効く3つの理由

たろうくん
「でも、どうしてワクチンがロングCOVIDを防げるの?」

T先生
「ワクチンには3つの効果があるんだ。」

T先生
1つ目は、コロナに感染すること自体を防ぐ効果。そもそも感染しなければ、ロングCOVIDにもならないよね。」

たろうくん
「うんうん、それは分かる!」

T先生
2つ目は、感染しても症状を軽くする効果。重い症状になると、ロングCOVIDになりやすいから、軽く済ませることが大事なんだ。」

たろうくん
「なるほど!じゃあ3つ目は?」

T先生
3つ目は、感染後の体の反応を抑える効果。ワクチンを打っていると、コロナに感染した後も、体が過剰に反応するのを防いでくれるんだ。これが今回の研究で明らかになった二次予防効果なんだよ。」


🎯 大事なポイント

たろうくん
「じゃあ、ワクチンを打っておけば、もしコロナにかかっても安心ってこと?」

T先生
「完全に防げるわけではないけど、リスクを大きく減らせるのは確かだよ。研究では、感染の6か月前までにワクチンを打っていた人が対象だったから、定期的にワクチンを接種することが大切なんだ。」

たろうくん
「ワクチンって、時間が経つと効果が弱くなるの?」

T先生
「そうなんだ。だから、追加接種(ブースター)を受けることで、効果を持続させることができるんだよ。」


📝 まとめ!

ワクチン接種により、コロナ感染後のロングCOVID発症リスクが36%低下する!
ワクチン未接種者の20.7%がロングCOVIDになったのに対し、接種者は13.3%だけだった!
ワクチンは感染予防だけでなく、感染後の重症化やロングCOVIDの予防にも効果がある!
効果を保つために、感染の6か月以内にワクチンを接種しておくことが重要!
ロングCOVIDは疲労、頭痛、集中力低下など日常生活に影響する症状が長期間続くため、予防が大切!


たろうくん
「なるほど!ワクチンって、コロナにかかりにくくするだけじゃなくて、もしかかっても、長く苦しまないように守ってくれるんだね!」

T先生
「その通り!特に青少年は学校生活やスポーツ、勉強に影響が出やすいから、ワクチンで予防できるのはとても大きなメリットなんだ。定期的に接種して、しっかり予防していこうね!」

たろうくん
「分かった!ありがとう、T先生!」😊