T先生!フルミストを打った子からインフルエンザってうつるの?
- 2025年11月23日
- 2025年11月24日(更新)
- 教えて!T先生,最近の研究,子どもの健康,エイジング・ケア、予防医学,感染症
📢 T先生!フルミストを打った子からインフルエンザってうつるの? 💉
たろうくん
「T先生!この前フルミストっていう鼻にシュッとするインフルエンザワクチンのこと聞いたんだけど、それを打った友達から僕にインフルエンザがうつったりしないの?」
T先生
「いい質問だね!フルミストは生きたウイルスを使うワクチンだから、そういう心配をする人は多いんだよ。今日はそのことについて詳しく話そうか。」
💧 ワクチンウイルスは鼻水に出てくる?
T先生
「実はね、フルミストを打った子の29〜79%くらいが鼻水などにワクチンウイルスを出すんだよ。特に小さい子ほど出やすくて、6〜59か月の子どもを調べた研究では、79%の子がワクチンウイルスを排出していたんだ。」
たろうくん
「えっ、そんなに多いの!?じゃあやっぱりうつっちゃうんじゃないの?」
T先生
「心配になるよね。でもね、ここからが大事なポイントなんだ。ウイルスが出ることと、他の人にうつることは別の話なんだよ。」
🔬 実際にうつる確率は?
T先生
「197人の保育園児を対象にした大きな研究があってね、フルミストを打った子の80%がワクチンウイルスを排出していたんだけど、その中で実際に他の子にうつったのはたった1人だけだったんだ。」
たろうくん
「1人だけ!?それってすごく少ないね!」
T先生
「そうなんだ!計算すると、1人のワクチン接種者から誰かにうつる確率はたったの0.58%。つまり1%にも満たないんだよ。しかも、うつった子は軽いかぜの症状だけで、重いインフルエンザにはならなかったんだ。」
たろうくん
「へぇ〜!じゃあ、鼻水にウイルスが出ても、ほとんど誰にもうつらないってことなんだね。」
🛡️ なんでうつりにくいの?
T先生
「いい質問だね!フルミストのワクチンウイルスには3つの特徴があるんだ。まず弱毒化されているから、体の中で暴れにくい。次に冷たい温度じゃないと増えにくいように作られているから、鼻の中では少し増えても、体の奥では増えにくいんだ。そして体の外に出ると長く生きられないという特徴もあるよ。」
たろうくん
「なるほど!だから鼻水に出てきても、他の人の体に入って増えることはほとんどないんだね。」
T先生
「その通り!実際に、アメリカやヨーロッパで何年もフルミストが使われているけど、ワクチンウイルスが原因で重症のインフルエンザになった報告は1件もないんだよ。」
👨👩👧 気をつけた方がいい人はいるの?
たろうくん
「じゃあ、誰でも全然心配しなくていいってこと?」
T先生
「健康な子ども同士なら心配いらないんだけど、1つだけ例外があるんだ。」
たろうくん
「どんな例外?」
T先生
「家族の中に骨髄移植の直後の人とか、とても強いお薬で免疫を抑えている人がいる場合だけは、ちょっと注意が必要なんだ。そういう人は病気と戦う力がすごく弱くなっているから、念のためフルミストじゃなくて注射のワクチンを選ぶか、接種後1〜2週間は接触を避けるようにするといいんだよ。」
たろうくん
「なるほど!特別に体が弱っている人だけ気をつければいいんだね。」
🏫 学校や保育園はどうすればいい?
T先生
「世界中の専門機関が言っているのは、フルミストを打った子は普通に登園・登校してOKということなんだ。クラスメイトや兄弟にうつる心配はほとんどないから、特別に休む必要もないし、隔離する必要もないんだよ。」
たろうくん
「それなら安心だね!友達がフルミストを打っても、僕は普通に遊んでいいんだね。」
T先生
「もちろん!ただし、もし接種する前からインフルエンザに感染していた場合は、それは普通のインフルエンザだから、当然うつる可能性はあるよ。これはどのワクチンでも同じことだけどね。」
📝 まとめ!
✅ フルミストを打った子の29〜79%が鼻水にワクチンウイルスを出すが、ほとんど11日以内に終わる!
✅ 他の子にうつる確率はたったの0.58%(1%未満)で、うつっても軽いかぜ症状だけ!
✅ ワクチンウイルスは弱毒化・温度感受性で、体外では長く生きられないからうつりにくい!
✅ 健康な子ども同士なら登園・登校制限は不要で、普通に過ごしてOK!
✅ 骨髄移植直後など超高度免疫不全の家族がいる場合だけ、注射型ワクチンを選ぶか接触を避ける配慮を!
たろうくん
「よくわかった!フルミストのウイルスが鼻水に出ても、ほとんど誰にもうつらないし、うつっても軽いんだね。特別に免疫が弱い人がいない限り、心配しなくていいってことだね!」
T先生
「そうだね!科学的なデータでしっかり安全性が確認されているから、安心してフルミストを選べるんだよ。何か心配なことがあったら、いつでも先生に相談してね。」 😊
【参考文献】
