T先生!国が「毎年、歯の健診を受けられるようにする」って本当?
📢 T先生!国が「毎年、歯の健診を受けられるようにする」って本当? 🦷
(下記の公的資料を元に一部AIを用いて作成しました)
出典: 厚生労働省 「U.E.N.O.Plan~攻めの予防医療厚生労働省関係施策~」(2026年7月公表)/ 厚生労働省 特設ページ / 別添3 本体(PDF・全15ページ)
※ 記事中の数値はすべて上記PDFの本文から転記しています。
✅ この記事のまとめ
本当です。国は「希望する人が毎年、歯科健診を受けられるように」する方針を示し、令和9年度から「簡易歯科健診」を位置づけると明記しました。
背景には、15歳以上の47.8%が中等度の歯周病なのに、自治体の歯周病検診の受診率は平均約5%という現実があります。
ただし「全員が無料で毎年」と決まったわけではありません。制度を待たずに、今年のうちに一度、歯科へ行くのがいちばん確実です。
たろうくん
「T先生!ニュースで『国が歯の健診を毎年やる』って見たんだけど、あれ本当?ぼく、歯医者って痛くなってから行くものだと思ってた」
T先生
「いい質問だね。半分本当で、半分はまだこれから、という感じかな。国が今年の7月に『U.E.N.O.Plan』という予防医療の計画を出してね。その中の6つの重点分野のひとつが、なんと歯科なんだ」
たろうくん
「えっ、内科の先生が歯の話するの?」
T先生
「そこがまさにポイントなんだよ。でもね、その前に数字を見てもらいたいんだ」
🦷 15歳以上の2人に1人が、すでに歯周病
📊 国の資料に書かれている数字
🔹 令和6年の調査で、15歳以上の47.8%が中等度の歯周病(歯周ポケット4mm以上)
🔹 45歳以降で増えていき、60歳〜85歳では約6割
🔹 歯周病で治療を受けている人は 1,135万4,000人(男性445万4,000人・女性689万9,000人)
たろうくん
「47.8%…!? ほぼ2人に1人じゃん。おじいちゃんの病気だと思ってた」
T先生
「そう思うよね。でも実際は45歳から一気に増えて、60代以降は約6割(5人に3人)なんだ。しかもね、歯周病はほとんど痛みが出ないまま進む。だから『痛くないから大丈夫』が、いちばん危ない考え方なんだよ」
📉 それなのに、検診はほとんど受けられていない
T先生
「ここからが国が動いた理由なんだけどね。令和6年の時点で、約4割の人が過去1年間に歯科検診を受けていないんだ。国の目標は、令和17年度までにこれを95%にすること。かなり遠いよね」
たろうくん
「みんな行ってないんだ…。どの年代が行ってないの?」
T先生
「これがはっきりしていてね。資料には『学校歯科健診の受診がなくなる20歳以降の受診率が低く、特に20歳〜60歳の就労世代の受診率が低い』と書いてある。つまり——」
📌 穴が空いているのは「大人になってから」
🔹 小中高は学校で毎年チェックされる
🔹 でも卒業した瞬間、誰も歯を見なくなる
🔹 自治体の歯周病検診の受診率は 平均約5%(受診券を配るだけでは受診につながらない、と国も認めている)
たろうくん
「5%…20人に1人しか行ってない!」
🏛️ で、令和9年度から何が変わるの?
T先生
「国が示したのは、大きく分けてこの4つだよ」
🥇 令和9年度から「簡易歯科健診」を位置づける
自治体と医療保険者の両方で、簡易な検査ツールを使った方法を正式に位置づけ、制度化に向けて進める
🥈 自治体の歯周病検診を「10歳ごと」→「5歳ごと」に拡大
さらに、節目の年齢でなくても、希望する人が毎年受けられるよう自治体を支援する
🥉 職場でも推進(令和9年度から、医療保険者の負担金の加算・減算の仕組みに簡易歯科健診を追加。本体資料では「追加や…更なる普及策を検討」という書き方になっています)
🔹 令和8年度から先行してパイロット事業(令和7年度補正予算・約8.8億円)
たろうくん
「じゃあ令和9年度から、みんなタダで毎年受けられるようになるんだね!」
T先生
「……そこがね、まだそこまでは決まっていないんだ」
たろうくん
「えっ」
T先生
「資料の言葉は『制度化に向けて取組を進める』『令和10年度から、健康増進法上の制度としての普及を検討』なんだよ。無料にするとはどこにも書かれていない。決まっているのは『位置づけること』と『自治体を支援すること』まで。ここは正直に伝えておきたいところだね」
たろうくん
「なるほど…期待しすぎないほうがいいのか」
T先生
「それにね、『簡易歯科健診』は歯医者さんの健診の代わりじゃないんだ。簡単な検査で『歯周病の疑いがありそうな人』を見つけて、歯科医院につなげるための入口。健診を受けたら治療がいらない、という話ではないんだよ」
🩺 なぜ、内科の医者が歯の話をするのか
たろうくん
「でもT先生、なんで歯が『予防医療』の重点分野に入ったの?」
T先生
「国の資料にはこう書いてあるんだ。『糖尿病と歯周病との関係など、歯と口腔の健康を保つことは、全身の健康にもつながる』と」
たろうくん
「歯と糖尿病がつながってるの!?」
T先生
「そうなんだ。だから僕らが毎月みている血圧や血糖の話と、歯の話は地続きなんだよ。内科のかかりつけ医が『歯医者さんに行きましたか?』と聞く——これからは、そういう時代になっていくと思うよ」
📝 まとめ!
✅ 「毎年の歯科健診」は本当に動き出す。ただし令和9年度から段階的に
国は「簡易歯科健診」を位置づけると明記。ただし無料化の記述はなく、「制度化に向けて進める」段階です。
✅ 15歳以上の47.8%が中等度の歯周病。60〜85歳では約6割
「高齢者の病気」ではなく、45歳から一気に増える病気です。
✅ 穴が空いているのは20歳〜60歳の就労世代
学校歯科健診が終わった瞬間、誰も歯を見なくなる。自治体の歯周病検診の受診率は平均約5%。
✅ 歯と全身はつながっている
国が理由に挙げたのは「糖尿病と歯周病の関係」。歯周病で治療中の人は1,135万4,000人います。
✅ 制度を待つ必要はありません
痛くなくても、今年のうちに一度、歯科へ。特に糖尿病で通院中の方は、主治医にも「歯科に行っています」と一言お伝えください。
🏥 受診の目安
つじファミリークリニックは歯科ではありませんが、次のような場合はぜひ一度ご相談ください。
🔹 糖尿病・高血圧などで通院中で、ここ1年、歯科に行っていない
🔹 歯ぐきから血が出る、口臭が気になる、歯がぐらつく気がする
🔹 会社の健診に歯科の項目がなく、自治体の歯周病検診の対象年齢がわからない
外来で、対象年齢の調べ方や、かかりつけ歯科への相談のしかたを一緒に確認できます。
たろうくん
「よくわかったよ!ぼく、おうちに帰ってお父さんに『歯医者いつ行った?』って聞いてみる!」 😊
T先生
「それがいちばんいい予防医療かもしれないね。いつでも聞いてね!」
📚 参考資料
厚生労働省「U.E.N.O.Plan~攻めの予防医療厚生労働省関係施策~ : Understand, Exercise, Nourish and Optimize for Better Health」(令和8年〔2026年〕7月23日公表)
・厚生労働省 特設ページ
・別添3 本体(PDF・全15ページ)
・別添1 概要(PDF)