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医療コラム

T先生!忙しい人でも効果バツグンの運動について教えて!|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!忙しい人でも効果バツグンの運動について教えて!

(下記の論文を元に一部AIを用いて作成しました)

Yamagishi T, Iwata S, Otsuka S, Ichinose H, Kawakami Y. Physiological and Metabolic Responses to Low-Volume Sprint Interval Exercises: Influence of Sprint Duration and Repetitions. Med Sci Sports Exerc. 2024 Jul 1;56(7):1265-1274. doi: 10.1249/MSS.0000000000003420. Epub 2024 Mar 6. PMID: 38451737.

 

たろうくん「T先生!お母さんが最近運動不足で困ってるんだ。でも、仕事が忙しくてジムに行く時間がないって言ってるんだ。」

 

T先生「そうなんだ。実はね、世界保健機関(WHO)では、週に150分の有酸素運動と週2回の筋トレを推奨しているんだけど、忙しい現代人にはなかなか難しいんだよ。」

 

たろうくん「そんなに長い時間かかるの?お母さんには絶対無理だよ…」

 

T先生「実は最近、とても短い時間で効果的な運動方法が見つかったんだ。14人のお兄さんたちに協力してもらって、2つの運動方法を比べる研究をしたんだよ。」

 

たろうくん「どんな運動方法を比べたの?」

 

T先生「1つ目は10秒間の全力運動を4回、80秒の休憩を挟んでやる方法。2つ目は20秒間の全力運動を2回、160秒の休憩を挟んでやる方法なんだ。」

 

たろうくん「へぇ~。どっちが効果あったの?」

 

T先生「面白い結果が出たんだよ。どちらの方法も筋肉への効果は同じくらいだったんだけど、20秒×2回の方が、筋肉が酸素を使う量が多かったんだ。太ももの表側の筋肉では約21%も酸素を使ったんだよ。」

 

たろうくん「そうなんだ!」

 

T先生「ちなみに、10秒×4回の方法は、2回目以降は体が慣れてきてあまり効果が上がらなかったんだ。週に1~2回、20秒×2回の運動を続けるだけでも、体の調子がよくなることがわかったんだよ。」

 

たろうくん「すごい!短い時間でそんなに効果があるなんて!お母さんにもできそう!」

 

T先生「そうだね。この運動では特に2つの大切な効果があるんだよ。1つは、体が酸素を使う力が強くなって病気になりにくくなること。もう1つは、年を取っても太ももの筋肉が減りにくくなることなんだ。」

 

たろうくん「じゃあ、ぼくにもできるインターバルトレーニングってあるの?」

 

T先生「もちろん!例えば、校庭を20秒全力で走って、2分くらいゆっくり歩いて休む。これを2回繰り返すだけでいいんだ。お母さんなら、自転車をこぐか、その場でジョギングするのがおすすめだね。」

 

たろうくん「わかった!でも気をつけることはある?」

 

T先生「うん、3つあるよ。1つ目は必ずストレッチをしてからやること。2つ目は最初は控えめにして、少しずつ強度を上げていくこと。3つ目は体調が悪くなったらすぐに休むことだよ。」

 

たろうくん「よーし!今日お母さんに教えてあげる!きっと喜ぶはず!」

 

T先生「そうだね。忙しくても続けられる運動方法があることを伝えてあげてね。毎日じゃなくても、週に1~2回でも続けることが大切なんだよ。」

 

 

♩福岡県大野城市のつじファミリークリニックは、年齢・症状を問わず幅広くご相談にのっています♩