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医療コラム

T先生!日焼けに気を付けながら日光浴をする方法を教えて!|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!日焼けに気を付けながら日光浴をする方法を教えて!

たろうくん「T先生!日光浴について教えて!」

 

T先生「おや、たろうくん。日光浴に興味があるの?」

 

たろうくん「うん!お母さんが骨密度が低くなってきたって言ってて、整形外科の先生から日光浴するといいって言われたんだ。でも、お母さんはシミが気になるって。どうしたらいいの?」

 

T先生「なるほど、お母さんの健康を気遣うたろうくんはえらいね。日光浴には大切な効果があるんだ。でも、確かに日焼けの心配もあるよね。じゃあ、日光浴についてくわしく説明していくね。」

 

たろうくん「うん、お願い!」

 

T先生「まず、日光浴の大切な効果は、ビタミンDを作ることなんだ。ビタミンDは、丈夫な骨を作ったり、病気から体を守る力を高めたりするんだよ。」

 

たろうくん「へえ、すごいね!」

 

T先生「そうなんだ。でも、ビタミンDは食べ物だけでは足りないことが多いんだ。だから、日光を浴びて体の中で作るのがとても大切なんだよ。①」

 

たろうくん「じゃあ、たくさん日光浴した方がいいの?」

 

T先生「そうだね。でも、やりすぎは良くないんだ。1日15分から30分くらいが目安だよ。季節や場所、時間によって変わるけどね。」

 

たろうくん「えっ、そんなに短くていいの?」

 

T先生「うん。短くても効果はあるんだよ。でも、注意が必要なこともあるんだ。例えば、窓ガラス越しの日光では、ビタミンDはほとんど作れないんだ②」

 

たろうくん「え!じゃあ外に出ないといけないの?」

 

T先生「そうなんだ。でも、全身を日光に当てる必要はないよ。手のひらや足の裏だけでも十分なんだ。これらの部分は日焼けしにくいから、お母さんのシミの心配も少なくなるね③」

 

たろうくん「へえ、手のひらだけでいいんだ!」

 

T先生「そうだよ。でも、日焼け止めを塗ると、ビタミンDがほとんど作れなくなっちゃうんだ。例えばSPF30の日焼け止めを使うと、ビタミンDの生成量が5%以下になっちゃうんだよ④」

 

たろうくん「えー、じゃあどうすればいいの?」

 

T先生「お母さんには、こんな方法をおすすめするよ。朝や夕方の日差しが強くない時間に、手のひらだけを日光に当てるんだ。それか、散歩をしながら日光浴するのもいいね。30分くらいの散歩で、運動の効果とビタミンDの効果が両方得られるんだよ。」

 

たろうくん「なるほど!でも、夏はどうするの?」

 

T先生「夏は日差しが強いから気をつけないといけないね。7月から8月は特に強いんだ。その時期は、日焼け止めをしっかり塗って、サングラスをかけたり、長袖を着たりして紫外線から守ることが大切だよ。それでも、手のひらだけは少し日光に当てるようにするといいね。」

 

たろうくん「分かった!お母さんに教えてあげるね。他にも日光浴できる方法はある?」

 

T先生「そうだね。季節ごとの外遊びと組み合わせるのもいいよ。春はお花見、夏は川遊び、秋はピクニック、冬は雪遊びなんかがおすすめだね。楽しみながら自然に日光浴ができるんだ。」

 

たろうくん「わあ、楽しそう!家族みんなで行けそうだね。」

 

T先生「そうだね。みんなで楽しみながら健康になれるなんて、素晴らしいことだよ。でも、紫外線対策は忘れずにね。」

 

たろうくん「うん、分かった!T先生、ありがとう。お母さんに教えてあげるね。」

 

T先生「どういたしまして。お母さんの健康を気遣うたろうくん、とってもえらいよ。これからも家族の健康を大切にしてね。」

 

公益財団法人骨粗鬆症財団

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