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医療コラム

T先生!日焼け止めの「SPF」と「PA」って何がちがうの?子供も塗った方が良いの?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!日焼け止めの「SPF」と「PA」って何がちがうの?子供も塗った方が良いの?

 

📢 T先生!日焼け止めの「SPF」と「PA」って何がちがうの?子供も塗った方が良いの? ☀️


たろうくん
「T先生!ドラッグストアに日焼け止めがいっぱいあって、SPF50+とかPA++++とか書いてあったよ。これって数字が大きいほどいいの?子どもの僕にも塗っていいのかなって思って!」

T先生
「お、いいところに気づいたね!紫外線は4月ごろからぐんと強くなって、5〜8月がいちばん強い時期。1年で最も強いのは7〜8月なんだ。6月は梅雨で雲にかくれる日が多いぶん少しやわらぐけど、晴れ間は太陽が高くて一気に強くなるから油断は禁物だよ。じゃあ、SPFとPAのちがいから一緒に見ていこうか。」


☀️ 紫外線には「2種類」ある

T先生
「まず大事なのは、肌に届く紫外線には大きく2つの種類があるってこと。UVBUVAだね。」

たろうくん
「2つもあるの!?どうちがうの?」

T先生
UVBは、海やプールで肌が真っ赤になる“ヒリヒリ日焼け”の犯人。将来のシミや皮膚がんにも関わるよ。もう一つのUVAは、じわじわ肌の奥まで届いて、シワやたるみ(光老化)の原因になるんだ。しかもUVAはくもりの日や窓ガラス越しでも届くから、油断できないんだよ。」


📊 SPFは「UVB」、PAは「UVA」の目安

T先生
「ここでさっきの数字が出てくる。SPFはUVBを防ぐ目安、PAはUVAを防ぐ目安なんだ。つまり両方を見るのが正解だよ。」

たろうくん
「へぇ〜!じゃあ数字はどう読めばいいの?」

T先生
SPFは“赤い日焼けを遅らせる時間の倍率”。たとえばSPF30なら、何も塗らないときに比べて、肌が赤くなるまでの時間をだいたい30倍に引きのばすイメージ。PAは“+の数”で、+から最大++++までの4段階だよ。」

T先生
「ただし、この倍率はたっぷり均一に塗ったときの目安なんだ。実際には塗る量が少なかったり、汗で落ちたりすると、表示どおりの効果は出ないんだよ。だから数字を過信せず、しっかり塗って、こまめに塗り直すことのほうが大事なんだ。」

T先生
「それにね、毎日いちばん強いのを塗る必要はないんだ。買い物や通園くらいの普段づかいならSPF20〜30・PA++くらいで十分。海や山で一日中遊ぶときだけ高いものを選ぶ。シーンで使い分けるのがコツだよ。」


👦 子どもこそ、紫外線対策が大事

たろうくん
「子どもの僕にも塗っていいの?大人用だとかぶれないかな?」

T先生
「むしろ子どもこそ対策してほしいんだ。環境省も、子どものうちに浴びすぎた紫外線の影響は何十年もたってから現れるから、小さいころからの対策が大切だって言っているよ。」

T先生
「ただ子どもの肌はデリケートだから、低刺激(ノンケミカルなど)の子ども向けを選んであげてね。それと、塗り方の落とし穴が“量が少なすぎ・塗り直さない”こと。汗で落ちたらこまめに塗り直すのが効果を出すカギだよ。日焼け止めだけに頼らず、帽子・日かげ・長そで・正午前後を避けるも組み合わせると最強だね。」


🦴 「日に当たらないとビタミンD不足」は心配しすぎ?

たろうくん
「でもさ、日に当たらないと骨に大事なビタミンDが足りなくなるって聞いたよ?」

T先生
「いい疑問だね。でも、ビタミンDをつくるのにこんがり焼くほど浴びる必要はないんだ。夏なら数分、手のひらを日に当てるくらいでも十分つくられるよ。」

T先生
「ただし、冬や、室内で過ごすことが多い人は不足しやすいといわれていて、実は日本人にはビタミンDが足りない人が少なくないんだ。だから心配なときは、サケやきのこなどの食事で補うのがおすすめ。いずれにしても、“ビタミンDのため”にわざわざ日焼けをする必要はないんだよ。」

たろうくん
「なるほど〜!SPFとPAの両方を見て、シーンで使い分けて、こまめに塗り直す。これでバッチリだね!」

T先生
「その通り!上手にお日さまとつき合っていこうね。」😊


📝 まとめ!

紫外線は2種類:UVB(赤い日焼け・将来のシミ/皮膚がん)と、UVA(シワ・たるみ、くもりや窓越しでも届く)
強いのは5〜8月(ピークは7〜8月)。6月は梅雨でやわらぐが、晴れ間は太陽が高く油断できない
SPF=UVBの目安/PA=UVAの目安。両方を見るのが正解
SPFは時間の倍率(例:SPF30で約30倍)、PAは+の数(最大++++)。ただし数字は“たっぷり塗ったとき”の目安。普段はSPF20〜30・PA++、レジャーは高めとシーンで使い分け
子どもこそ対策を。低刺激タイプを選び、汗で落ちたらこまめに塗り直し、帽子・日かげ・長そで・時間帯も併用
「ビタミンDのため」に焼く必要はない。夏は数分でOK/冬や室内中心の人は不足しやすいので、足りなければ食事でも補おう


たろうくん
「わぁ!日焼け止めって、ただ数字が大きいのを選べばいいわけじゃないんだね。家族みんなに教えてあげよう!」 😊

T先生
「そうだね!上手に紫外線とつき合えば、お外遊びももっと楽しくなるよ。困ったらいつでも相談してね!」 ☀️


📚 参考

紫外線環境保健マニュアル2020(環境省). https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf
紫外線に関する質問(気象庁). https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-43uvindex_manual.html
ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報(国立環境研究所 地球環境研究センター). https://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/exposure.html