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医療コラム

T先生!歯の数と長生きについて教えて!|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!歯の数と長生きについて教えて!

(下記の論文を元に一部AIを用いて作成しました)

Kiuchi S, Matsuyama Y, Takeuchi K, Kusama T, Cooray U, Osaka K, Aida J. Number of Teeth and Dementia-free Life Expectancy: A 10-Year Follow-Up Study from the Japan Gerontological Evaluation Study. J Am Med Dir Assoc. 2024 Sep 11;25(11):105258. doi: 10.1016/j.jamda.2024.105258. Epub ahead of print. PMID: 39276797.

 

たろうくん「T先生!今日は歯医者に行ってきたんだ。歯を大切にしないといけないって言われたけど、どうして?」

 

T先生「おお、たろうくん。それは大事な質問だね。実は最近、とても興味深い研究結果が出たんだよ。歯の数が多い人は、長生きできる可能性が高いということがわかったんだ」

 

たろうくん「えー!そうなの?どのくらい違うの?」

 

T先生「そうなんだ。例えば、65歳の男性で歯が20本以上ある人は、平均して約18年長生きできるんだ。でも歯が1本もない人は、約15年なんだよ」

 

たろうくん「えっ!3年も違うの!?女の人はどうなの?」

 

T先生「女性の場合は、歯が20本以上ある人は約22年、歯が全然ない人は約20年くらい。やっぱり2年くらいの差があるんだ」

 

たろうくん「へー。でも先生、なんで歯があると長生きできるの?」

 

T先生「いい質問だね。まず、歯がたくさんあると、食べ物をしっかり噛んで食べられるでしょう?それに、認知症(物忘れが多くなる病気)になりにくいことも分かってきたんだ」

 

たろうくん「認知症も関係あるの!?」

 

T先生「うん。研究では、歯が20本以上ある人と比べて、歯が少ない人は認知症になるリスクが約1.15倍高くなることが分かったんだ。だから、歯は単に食べるためだけじゃなくて、脳の健康にも関係があるんだよ」

 

たろうくん「へー!すごいなあ。大人の歯って全部で何本あるの?」

 

T先生「大人の歯は全部で28本(親知らずを入れると32本)あるんだ。でも残念ながら、日本では65歳以上の高齢者の中には、歯が全然ない人や、10本未満しかない人もたくさんいるんだよ」

 

たろうくん「そうなんだ…じゃあ、僕、歯磨きちゃんとがんばる!」

 

T先生「そうだね!歯を守るためには、毎日の歯磨きと、定期的な歯医者さんでのチェックが大切だよ。あと、甘いものを食べすぎないことも大事だね」

 

たろうくん「うん!分かった!今度から給食の後の歯磨きも、もっとちゃんとやるよ!」

 

T先生「それはとてもいい心がけだね。健康な歯があれば、おいしく食事ができて、笑顔も素敵になって、そして長生きできる可能性も高くなる。たろうくんのような若いうちから気をつけることは、とても大切なことなんだよ」

 

たろうくん「T先生、今日は歯のことについて、いろいろ教えてくれてありがとう!」