ヘッダー画像

医療コラム

T先生!血便が出たら、がんかもしれないの?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!血便が出たら、がんかもしれないの?

📢 T先生!血便が出たら、がんかもしれないの? 🏥

この記事の答え(3行以内)
血便の原因は痔だけではなく、大腸がんが隠れていることがあります。
大腸がんは日本で罹患数1位ですが、早期に見つかれば5年生存率は9割を超えます。
血便が出たら自己判断せず受診を。40歳になったら年1回の便潜血検査を受けましょう。


たろうくん
「T先生!有名な芸人さんが大腸がんの手術をしたってニュースで見たよ。『血便が止まらなかった』って言ってたけど、血便が出たら、がんかもしれないの?」

T先生
「うん、大きな話題になったね。血便イコールがん、というわけではないんだ。実は一番多い原因はなんだよ。でもね、ここがとても大事なところなんだけど…『どうせ痔だろう』と自己判断して受診が遅れる——これが大腸がんの発見を遅らせる典型的なパターンなんだ。」


🧠 大腸がんは「日本で一番多いがん」

たろうくん
「えっ、大腸がんってそんなに多いの?」

T先生
「調べたところ、こんな数字が出ているよ。」

📌 大腸がんの現状(国立がん研究センター・最新がん統計)
・罹患数(新しくがんと診断される数)は男女合計で第1位(2023年)
・死亡数は男女合計で第2位、女性ではがん死亡の第1位(2024年)

T先生
「そして怖いのは、早期の大腸がんはほとんど症状がないということなんだ。血便や便が細くなるといった症状が出たときには、進行していることも少なくない。」

たろうくん
「症状がないのに、どうやって見つけるの?」


📊 症状が出る前に見つける「便潜血検査」

T先生
「その答えが便潜血検査だよ。便に混じった目に見えない血液を調べる検査で、自宅で便を採るだけ。国の指針では40歳以上の人に年1回すすめられているんだ。」

🥇 便潜血検査のすごいところ
・毎年受け続けると、大腸がんで亡くなるリスクが約60%減るという国内研究の報告がある
・痛みゼロ・食事制限なし・自宅でできる

たろうくん
「へぇ〜!約60%も!?」

T先生
「その通り!ただしね、弱点もあるんだ。検査で陽性が出たのに、約3割の人が精密検査(大腸内視鏡)を受けていないというデータがあるんだよ。『たぶん痔だから』と放置してしまう。それでは検査を受けた意味が半分なくなってしまうんだ。」


🔍 こんな血便は受診のサイン

T先生
「受診の目安をまとめておくね。」

🔹 こんなときは受診を
・血便・黒い便が続く/繰り返す
・便が細くなった、残便感がある
・便秘と下痢を繰り返すようになった
・体重が減ってきた、貧血を指摘された

T先生
「それからね、早く見つかるかどうかで結果は大きく変わる。早期なら5年生存率は9割を超えるけれど、進行して転移があると2割弱まで下がってしまう。だからこそ『症状が出る前の検診』と『血便を放置しない』の2つが命を守るんだ。」

たろうくん
「血便が出たら恥ずかしがらずに病院、症状がなくても40歳からは年1回検診、だね!」


📝 まとめ!

血便=痔と自己判断しない
大腸がんが隠れていることがあり、受診の遅れが一番の敵です
大腸がんは罹患数第1位
それでも早期発見なら5年生存率は9割超です
便潜血検査は毎年受けると死亡リスクが約60%減
40歳以上は年1回が国の推奨です
陽性が出たら必ず大腸内視鏡へ
約3割の人が精密検査を受けずに放置しています


たろうくん
「なるほど!よくわかったよ、ありがとうT先生!」😊

T先生
「当院でも便潜血検査や大腸がん検診の相談を受け付けているよ。気になる症状がある人は、いつでも聞いてね!」


📚 参考

国立がん研究センター「最新がん統計」/同「大腸がん検診」/厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」。本記事は公的統計と報道をもとに一部AIを用いて作成しました。個人の診断・治療については医療機関にご相談ください。