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医療コラム

T先生!赤ちゃんの赤あざ治療に対するレーザー治療ってどうなの?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!赤ちゃんの赤あざ治療に対するレーザー治療ってどうなの?

(下記の論文を元に一部AIを用いて作成しました)

Bajaj S, Tao J, Hashemi DA, Geronemus RG. Weekly Pulsed Dye Laser Treatments for Port-Wine Birthmarks in Infants. JAMA Dermatol. 2024 Apr 17:e240293. doi: 10.1001/jamadermatol.2024.0293. Epub ahead of print. PMID: 38630490; PMCID: PMC11024797.

 

たろうくん「ねえねえ、T先生!最近、赤ちゃんの赤あざをレーザーで治療するって聞いたんだけど、どうなの?」

 

T先生「うん、赤ちゃんの赤あざをレーザーで治療することがあるよ。赤ちゃんの顔や体にワインをこぼしたようなピンク、赤、紫の濃淡がある赤あざを単純性血管腫って言うんだ。これは生まれつきできるもので、自然に消えることはないんだね。」

 

たろうくん「へえ~。じゃあ、レーザーで治療するしかないんだ。でも、赤ちゃんに痛くないの?」

 

T先生「最近の研究で、赤ちゃんの時期に週に1回のペースでレーザー治療をすると、痛みもあまりなく、良い結果が得られることがわかってきたんだ。アメリカの研究では、生後6ヶ月未満の赤ちゃん10人に週1回のレーザー治療をしたところ、2ヶ月後には7人の赤ちゃんの赤あざがほとんど消えたんだって。」

 

たろうくん「ほんとに?平均何回くらいレーザーをすればいいの?」

 

T先生「ほとんど消えるか完全に消えるまでには、平均8回のレーザー治療が必要だったみたいだね。一番少ない子で2回、多い子で20回のレーザー治療を受けたんだって。でも、やけど、ただれ、感染などの副作用は見られなかったみたいだよ。」

 

たろうくん「赤ちゃんの時期に治療するのがいいんだね。大きくなってからじゃダメなの?」

 

T先生「そうなんだ。赤ちゃんの時期は、色素沈着などの副作用が起こりにくいから、治療に適しているんだ。赤あざを放っておくと、赤ちゃんが大きくなった時に心理的なストレスを感じることもあるから、早めに治療することが大切なんだよ。ただ、まだまだ研究が必要な新しい治療法だから、これからもっといろいろなことがわかってくると思うよ。」

 

たろうくん「そっか!赤ちゃんの赤あざは、早く治療した方が良さそうだね。勉強になったよ。ありがとう、T先生!」

 

T先生「どういたしまして。医学はどんどん進歩しているから、赤ちゃんの病気や治療法についても、これからもっと良い方法が見つかるかもしれないね。たろうくんも興味を持ってニュースを見てみると面白いよ。」