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健康ライブラリ

健康ライブラリ|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

  • 老年症候群

    老年症候群とは、加齢に伴い高齢者に多くみられる、医師の診察や介護・看護を必要とする症状・徴候の総称のことです。年を重ねると個人差はありますが、生活習慣病の合併症が複数の臓器に現れたり、転倒、歩行障害、失禁、意識障害、手足のしびれ、原因不明の発熱など、様々な症状が現れたりします。

  • 高血圧症

    高血圧症とは、血圧が持続的に高い状態を指す病気です。
    血圧は心臓が血液を送り出す力と、血管の抵抗とのバランスで決まります。高血圧症の初期段階では自覚症状が少ないため、放置すると脳卒中や心筋梗塞などの重大な合併症を引き起こすリスクが高まります。
    原因としては、遺伝的要因や食生活、塩分摂取の過多、運動不足、肥満、ストレスなどが考えられます。
    予防や治療としては、バランスの良い食事、適度な運動、塩分摂取の制限、アルコールの適量摂取、禁煙などが推奨されます。また、薬を服用することもあります。
    定期的な血圧測定が重要で、早期発見と適切な対処が命を守ります。
  • 高尿酸血症と痛風

    高尿酸血症は、体内の尿酸濃度が正常値を超えて増加する状態を指します。尿酸は、私たちが食事から摂取するプリン体という物質が体内で分解される際に生成されます。健康な人の場合、尿酸は血液中に溶け込んで腎臓を通じて尿として排出されます。
    しかし、尿酸が過剰に生成されたり、腎臓での排出がうまく行かなかったりすると、血液中の尿酸濃度が上昇します。これが高尿酸血症の状態です。この状態が長期にわたって続くと、尿酸が結晶化し、関節やその他の組織に沈着することがあります。これが痛風の原因となります。
  • 脂質異常症

    脂質異常症は、血液中のコレステロールや他の脂肪類が正常値よりも多くなる病状を指します。
    コレステロールは、私たちの体にとって重要な物質で、細胞の構築やホルモンの生成に必要とされます。
    しかし、このコレステロールが多すぎると、動脈硬化を引き起こす可能性があり、これが心臓に負担をかけ、心臓病や脳卒中のリスクを増加させます。
    このため、脂質のバランスを保ち、適切な生活習慣を送ることが重要となります。
  • 糖尿病

    糖尿病は、体の中の糖分が適切に利用されない状態を指す病気です。この状態が続くと、血液中の糖分の濃度が増加し、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。糖分は私たちの主要なエネルギー源として機能するため、そのバランスが崩れると体の各部位に悪影響を及ぼすことが知られています。
  • 睡眠時無呼吸症候群

    睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が何度も途絶える病気として知られています。この状態は、人々が最も休息を必要とする睡眠中に起こるため、その健康と日常生活の質に影響を及ぼす可能性があります。
    私たちの体は、睡眠中も酸素を必要としており、通常、鼻、のど、そして肺を通して一定のリズムで空気が流れ続けます。しかし、OSAを持つ人々は、喉の筋肉がリラックスし過ぎる、あるいは他の理由で空気の流れが妨げられるため、このリズムが時々乱れたり、最悪の場合は完全に止まったりします。
    この病気の結果として、患者さんは何度も目を覚ましてしまい、深い睡眠を得られなくなることがあります。この中断された睡眠パターンは、日常生活での疲労、集中力の低下、そして気分の変動を引き起こすことがあります。長期的には、高血圧、心臓病、脳卒中などの他の健康問題を引き起こすリスクも高まる可能性があります。
    OSAの早期発見と適切な治療は、患者さんの生活の質を向上させるだけでなく、これらの健康リスクを大幅に削減するのに役立ちます。
  • 慢性腎臓病

    慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが長期にわたって低下する病気です。腎臓は私たちの体で非常に重要な役割を果たしており、血液をきれいにし、余分な水分や老廃物を尿として体外に排出します。CKDが進行すると、腎臓のこのような浄化作用が低下し、体内に有害な物質が蓄積する可能性があります。
  • 心不全

    心不全は、心臓が血液を十分に送れなくなる病状で、この状態は全身の臓器に影響を及ぼします。心臓は、酸素を含んだ血液を全身に送り出すポンプのような役割を果たしています。心不全が起こると、この重要な機能が低下し、腎臓や肺などの重要な臓器への血流が不十分になり、これらの臓器に液体がたまることがあります。これにより、様々な健康問題が引き起こされる可能性があります。
  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)

    COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、肺の気道が炎症を起こして狭くなり、肺胞が損傷する進行性の病気です。従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。慢性気管支炎では、気管支の炎症が長期にわたって続き、大量の粘液が産生されるために呼吸が困難になります。一方、肺気腫では、肺の空気の袋(肺胞)が破壊され、空気の交換が効率的に行われなくなります。これにより、体内の酸素の量が減少し、二酸化炭素の排出が困難になります。
  • MASLD(代謝機能障害関連脂肪肝疾患)

    代謝機能障害関連脂肪肝疾患(MASLD)は、以前は非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)として知られていましたが、その名前が示す通り、肝臓に過剰な脂肪が蓄積する病状です。この状態は、単に体内の脂肪量が増えるだけでなく、肝臓の健康に深刻な影響を及ぼし、肝炎、肝細胞の損傷、そして慢性的な病態へと進行する恐れがあります。最終的には、肝硬変や肝臓癌のリスクを高め、生命を脅かす結果を招くこともあります。
  • 帯状疱疹

    帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus: VZV)の再活性化によって発症する疾患です。このウイルスは、ヘルペスウイルス科に属するDNAウイルスの一種です。

  • 帯状疱疹後神経痛

    帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹という病気にかかった後に起こることがある持続的な痛みの症状です。

  • 骨粗鬆症

    骨の密度と質が低下し、骨が脆くなる病気です。この病気になると、骨折のリスクが著しく高まります。特に閉経後の女性や高齢者に多く見られますが、若い人でも発症することがあります。

  • 子どもの起立性調節障害

    起立性調節障害(OD)は、主に思春期の子どもたちに見られる自律神経の不調です。立ちくらみやめまい、朝起きられない、疲れやすいなどの症状が特徴的です。これらの症状は、立ったり座ったりしたときに血液の循環がうまくいかないことで起こります。