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医療コラム

T先生!夏休みが終わるころ、子どもの元気がなくなるのはなぜ?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!夏休みが終わるころ、子どもの元気がなくなるのはなぜ?

📢 T先生!夏休みが終わるころ、子どもの元気がなくなるのはなぜ? 🏥

(下記の公的資料を元に一部AIを用いて作成しました)
こども家庭庁 「政府全体でこども・若者の自殺防止に向けた取組を強化します」(2026年8月7日)/ こども家庭庁「こどもの自殺対策」
厚生労働省 「まもろうよ こころ」(相談窓口一覧)/ 厚生労働省公式ページ

この記事のまとめ
長い休みの明ける前後は、子どもの心が揺れやすい時期です。国も8月20日〜9月9日を集中的な取組期間としています。
子どもの心のSOSは「おなかが痛い」「頭が痛い」「朝起きられない」といった体の症状で出てくることがよくあります。
24時間つながる相談先があります。親御さんだけで抱えず、体の症状として小児科に相談してかまいません。


たろうくん
「T先生!ぼくの友だち、夏休みの終わりが近づくと、なんだか元気がなくなるんだ。ぼくもちょっとだけ、そうなるかも…。」

T先生
「よく気づいたね。それはね、たろうくんの友だちだけの話じゃないんだよ。日本じゅうのおとなが、いま同じことを心配しているんだ。」


🗓️ 国も「この時期」に注目している

T先生
「今月の7日に、こども家庭庁という国の役所が発表を出したんだ。」

📌 こども家庭庁の発表(2026年8月7日)
8月20日から9月9日を「こども・若者の自殺対策集中取組期間」に設定
・令和7年の小中高生の自殺者数は538人で、過去最多
・相談窓口を書いたカードやポスターを配り、政府広報の動画・音声も配信

たろうくん
「たった3週間しか決めてないの?」

T先生
「そう。その3週間に集中して注意を向ける必要がある、ということなんだ。長いお休みが明ける前後は、子どもの心が揺れやすい時期だと言われているからね。」


🤕 心のSOSは「おなかが痛い」の顔をしてやってくる

T先生
「ここが、ぼくがいちばん伝えたいところなんだ。子どもの心のつらさはね、言葉より先に、体の症状として出てくることがとても多い。」

📌 診察室でよく出会うサイン
・くり返すおなかの痛み、頭痛、吐き気
・朝、起きられない/立ちくらみがする
・寝つけない、夜中に目が覚める
・食欲が落ちた、逆に食べすぎる
・イライラする、好きだったことに興味がなくなる

たろうくん
「え、おなかが痛いのって、本当に痛いんじゃないの?」

T先生
「本当に痛いんだよ。仮病じゃない。心と体はつながっているから、つらさが本物の痛みになって出てくるんだ。それにね、朝起きられない・立ちくらみは、体そのものの病気のこともある。だからこそ——“心の相談”じゃなくていい。”おなかが痛い”で病院に来ていいんだ。」


💬 かけたい言葉、控えたい言葉

T先生
「もし子どもが『行きたくない』と言ったら、どう返すか。ここはちょっとコツがあってね。」

📌 言い換えのヒント
・「みんな行ってるよ」→ 「話してくれてありがとう」
・「がんばれば慣れるよ」→ 「今日は無理しなくていいよ」
・「なんで行きたくないの?」→ 「理由が言えなくても大丈夫」

たろうくん
「理由、聞かなくていいの?」

T先生
「聞いてもいいんだ。でもね、言葉にできないことも少なくない。理由を答えられないと『じゃあ行けるよね』になってしまう。だからまず、打ち明けてくれたこと自体をねぎらう——そこから始めるほうがうまくいくんだよ。」


☎️ 相談できる場所

T先生
「そして、いちばん大事なこと。ひとりで抱えなくていいんだ。」

📌 相談できる窓口
24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(24時間。保護者からの相談も可
こどもの人権110番:0120-007-110(平日8時30分〜17時15分。大人の相談も可
チャイルドライン:0120-99-7777(毎日16時〜21時。18才までの子ども専用
※厚生労働省「まもろうよ こころ」にSNS相談の窓口も掲載されています
※内閣府が、8月末から9月冒頭にかけて孤独・孤立に悩むこども向けの窓口(電話 #9999・チャット・メール)を開設する予定です。日程は「あなたはひとりじゃない」で確認できます

たろうくん
「大人がかけてもいいの?」

T先生
「はじめの2つはね。親御さんが先に相談していいんだよ。」


📝 まとめ!

長い休みの明ける前後は、心が揺れやすい
国も8月20日〜9月9日を集中取組期間としている。令和7年の小中高生の自殺者数は538人で過去最多。

SOSは体の症状で出る
くり返す腹痛・頭痛・朝起きられない・眠れない。仮病ではない。体そのものの病気が隠れていることもある。

「心の相談」でなくていい
おなかが痛い、で受診してかまわない。そこから話を広げるのは医療者の仕事です。

理由が言えなくてもいい、と伝える
「話してくれてありがとう」を先に。理由を問い詰めると、かえって言えなくなることがある。

24時間つながる窓口がある
0120-0-78310(24時間子供SOSダイヤル)は保護者からの相談も受け付けています。抱え込まないでください。


たろうくん
「友だちが元気なさそうだったら、『どうしたの?』って聞いてみるね。」

T先生
「うん。気づいてくれる人がいる——それだけで、ずいぶん違うんだよ。」 😊


⚠️ 受診の目安
腹痛や頭痛がくり返す、朝起きられない日が続く、食欲や眠りが変わった——こうしたときは、体の症状としてお気軽に受診してください。「学校に行きたがらない」というご相談だけでも大丈夫です。今すぐ心配な状況と感じたときは、学校・かかりつけ医・上記の窓口へためらわずご連絡ください。

📚 参考資料

こども家庭庁「政府全体でこども・若者の自殺防止に向けた取組を強化します」2026年8月7日
こども家庭庁「こどもの自殺対策」/「令和8年度広報啓発活動」
厚生労働省「まもろうよ こころ」(相談窓口一覧)