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医療コラム

T先生!はしかが流行ってるの?大人もワクチン追加したほうがいい?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!はしかが流行ってるの?大人もワクチン追加したほうがいい?

 

たろうくん 「T先生!ニュースで『はしか』が流行ってるって聞いたよ。でもあれって子どもの病気でしょ?大人は関係ないよね?」

T先生 「いい質問だね!それがね、たろうくん。今いちばん『はしか』にかかってるのは、実は大人なんだよ。」

たろうくん 「ええっ!?大人がかかってるの!?」


📊 2026年、はしかは前年同時期の約3.8倍ペース

T先生 「2026年に入ってから、はしかの報告は去年の同じ時期の約3.8倍のペースで増えていてね(2026年4月15日時点で299例、前年同時期は78例)。患者さんの中心は10〜20代で、年齢の真ん中はだいたい20代後半から30代前半。すでに2025年の1年分の数を、年の前半だけで上回っちゃったんだ。」

たろうくん 「子どもじゃなくて、お兄さんやお姉さん世代なんだ…!」

T先生 「そうなんだ。中心は10〜20代だけど、40代くらいまで広く報告されているから、『うちは子どもがいないから大丈夫』とは言えない流行なんだよ。」


🦠 はしかは“世界一うつりやすい”レベルの感染力

T先生 「はしかは空気感染といって、同じ部屋にいるだけでうつる。免疫を持っていない人がウイルスに出会うと、ほぼ100%発症するんだ。マスクや手洗いだけでは防ぎきれない。」

たろうくん 「100%!?かぜとは全然ちがうんだね…。」

T先生 「うん。しかも大人がかかると、肺炎や脳炎みたいに重くなることもある。妊婦さんがかかると流産や早産につながることもあるから、油断は禁物なんだ。」


💉 カギは「ワクチンギャップ世代(空白世代)」

たろうくん 「でもさ、みんな子どものころに注射打ってるんじゃないの?」

T先生 「そこが大事なポイント!はしかのワクチン(MRワクチン)は、しっかり守るには2回接種が必要なんだ。ところが、1972年10月〜1990年4月ごろに生まれた人は、制度の切りかわりの谷間で1回しか打っていない人が多くてね。この世代を『空白世代(ワクチンギャップ世代)』って呼ぶんだよ。」

たろうくん 「1回じゃ足りないこともあるんだ…。ちょうど今かかってる年代と近いね!」

T先生 「鋭いね。それに、2000年4月1日より前に生まれた人は、制度上2回接種の機会がなかったり、特例の追加接種を受けていなかったりすることもあるから、この世代より上の人も油断はできないんだ。だから今、その世代の大人がかかりやすくなっているんだよ。」


🩺 大人はどうすればいい?3ステップ

T先生 「あわてなくて大丈夫。順番はこうだよ。 ① まず母子手帳で、自分が何回打ったか確認する。 ② わからない・1回だけ・記録がない人は、抗体検査で免疫が足りているか調べる。 ③ 足りなければMRワクチンを追加接種する。 特に海外へ行く予定がある人は、出発前のチェックが大切。今は海外から持ち込まれる例と国内の例が混ざって広がっているからね。」

たろうくん 「母子手帳を見るところから始めればいいんだね!」

T先生 「その通り。心配な人は、かかりつけのクリニックで気軽に相談してね。」


📝 まとめ!

2026年のはしかは去年の同時期の約3.8倍ペース。中心は10〜20代だけど40代まで広く報告される“大人”の流行

空気感染で、免疫がないとほぼ100%発症する“世界最強クラス”の感染力

しっかり守るにはMRワクチン2回接種が基本

1972年10月〜1990年4月ごろ生まれは1回だけの「空白世代(ワクチンギャップ世代)」が多い。2000年4月より前生まれも要確認

大人は「母子手帳の確認 → 抗体検査 → 足りなければ追加接種」。海外渡航前は特に要チェック


たろうくん 「なるほど!大人の自分も、まず母子手帳を見てみるよ。ありがとうT先生!」 😊

T先生 「うん、それが第一歩だよ。気になったらいつでも相談してね!」