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医療コラム

T先生!まだ6月なのに熱中症になるの?|つじファミリークリニック|大野城市東大利にある内科・ペインクリニック

T先生!まだ6月なのに熱中症になるの?

 

📢 T先生!まだ6月なのに熱中症になるの? 🏥


たろうくん
「T先生!まだ夏本番じゃないのに、もう熱中症で運ばれた人がいるってニュースで見たよ。6月でもなるの?」

T先生
「いい質問だね。実はね、6月は一年でいちばん油断して熱中症になりやすい時期のひとつなんだ。理由は『体がまだ暑さに慣れていないから』なんだよ。」


🌡️ どうして涼しいうちが危ないの?

T先生
「人の体はね、暑さに少しずつ慣れていくんだ。これを『暑熱順化(しょねつじゅんか)』っていうんだよ。汗を上手にかけるようになって、体の熱を逃がせるようになるまで、早い人で数日、だいたい2週間くらいかかるんだ(人によって差があるよ)。」

たろうくん
「じゃあ、急に暑くなった日は体がまだ準備できてないんだ!」

T先生
「そのとおり。だから梅雨の合間に急に気温が上がった日や、蒸し暑い日が特に危ない。気温そのものより『湿度』が高い日は、汗が蒸発しにくくて熱がこもるから要注意なんだ。」


📊 数字で見ると、どれくらい多いの?

T先生
「2025年の5月から9月で、熱中症で救急車で運ばれた人は全国で約10万510人。これは記録を取り始めてから過去最多なんだ。」

たろうくん
「10万人!? そんなにいるの…」

T先生
「しかもね、運ばれた人の57.1%、つまり半分以上が65歳以上の高齢者なんだ。そして起きた場所でいちばん多いのは、外じゃなくて『住居』で38.1%。おうちの中がいちばん多いんだよ。」

たろうくん
「えっ、お家の中なのに!? おじいちゃんおばあちゃん、あぶないね…」

T先生
「そう。年をとるとのどの渇きを感じにくくなって、暑さにも気づきにくい。だから『まだ大丈夫』と思っているうちに、室内や夜中に熱中症になってしまうんだ。」


🚨 暑さ指数(WBGT)を目安にしよう

T先生
「気温だけじゃなくて、湿度や日差しも合わせた『暑さ指数(WBGT)』っていうものさしがあるんだ。31以上で『危険』、運動は原則中止。28〜31は『厳重警戒』、25〜28は『警戒』だよ。」

たろうくん
「数字で見ると分かりやすいね!」

T先生
「環境省と気象庁が暑さ指数33以上で『熱中症警戒アラート』を出してくれる。2026年は4月22日から10月21日まで運用中だから、テレビやスマホでチェックする習慣をつけるといいよ。」


💧 今日からできる予防

T先生
「大事なのは3つ。①喉が渇く前にこまめに水分をとること。たくさん汗をかいたら塩分も少し一緒にね。②エアコンを我慢しないこと。『もったいない』より命が大事。③暑くなる前の今のうちに、軽い運動やお風呂で汗をかいて体を慣らしておくことだよ。」

たろうくん
「のどが渇く前に飲む、エアコンを我慢しない、今のうちに汗をかく! おじいちゃんにも教えてあげる!」


📝 まとめ!

6月は体が暑さに慣れていない(暑熱順化に数日〜2週間)から、涼しい時期こそ油断が危険
2025年の熱中症搬送は約10万510人で過去最多。57.1%が65歳以上
発生場所は「住居」が38.1%で最多。室内・夜間でも油断しない
暑さ指数(WBGT)31以上は「危険」。33以上で熱中症警戒アラート
喉が渇く前の水分・塩分、エアコンを我慢しない、今のうちに汗をかいて慣らす


たろうくん
「なるほど!夏が来る前から準備しておくことが大事なんだね。ありがとうT先生!」 😊

T先生
「そのとおり。『まだ6月だから』が一番あぶない。元気に夏を迎えようね!」