T先生!梅雨になると頭が痛い・だるいのは「気象病」なの?
- 2026年6月18日
- 教えて!T先生,女性の健康,男性の健康,高齢者の健康,よくある症状とお悩み
📢 T先生!梅雨になると頭が痛い・だるいのは「気象病」なの? 🏥☔
たろうくん
「T先生!雨が降る前になると、ぼくのお母さん、いつも『頭が痛い』『体がだるい』って言うんだ。あれって気のせいなの?さぼりたいだけ…?」
T先生
「あはは、それは違うよ。お母さんは本当につらいんだ。それね、『気象病(きしょうびょう)』、別の名前で『天気痛(てんきつう)』って呼ばれているものなんだ。実はこれ、正式な病名というわけじゃないんだけど、天気の変化で本当に起きる体の不調として、ちゃんと知られているんだよ。」
たろうくん
「えっ、天気で体の調子が悪くなることがあるの!?」
☔ なんで天気で具合が悪くなるの?
T先生
「カギは『気圧(きあつ)』だよ。雨や台風が近づくと、空気の重さ=気圧がぐっと下がるよね。実はね、耳のいちばん奥『内耳(ないじ)』が、気圧の変化を感じ取るセンサーの役割をしていると考えられているんだ。」
たろうくん
「耳が天気を感じてるかもしれないの!?すごい!」
T先生
「そう、まだ研究で少しずつ分かってきている段階なんだけどね。気圧が急に下がると、そのセンサーが『うわ、変化だ!』と反応して、体を自動で調整する『自律神経(じりつしんけい)』のバランスが乱れてしまう。これが頭痛・めまい・だるさにつながると考えられているんだ。気のせいじゃなくて、ちゃんと体の中で起きていることなんだよ。」
🌧️ どんな症状が出るの?
T先生
「人によって本当にいろいろでね。ズキズキする頭痛、ぐるぐる回るめまい、肩こり、昔のケガや関節の痛み、強い眠気やだるさ、むくみ、気分の落ち込み…。梅雨は日差しも少ないから、心を元気にする『セロトニン』っていう物質が減って気分が沈みやすいのも重なるんだ。」
たろうくん
「そんなにたくさん…!」
T先生
「とくにもともと片頭痛(へんずつう)を持っている人は、気圧が下がると頭痛の発作が出やすいことが、研究でも分かってきているよ。」
🌿 おうちでできる対策は?
T先生
「ポイントは『自律神経を整える』ことだよ。たろうくん、4つ覚えてね。」
✅ ① 生活リズムを一定に … 寝る時間・食べる時間をそろえると自律神経が安定するよ
✅ ② 体を動かす&耳まわりを温める … 軽い運動や耳のマッサージで血のめぐりをよくする
✅ ③ 深呼吸&ぬるめのお風呂 … リラックスして神経をしずめる
✅ ④ 気圧アプリで“崩れそうな日”を先読み … 無理せず予定をゆるめにする
たろうくん
「天気の悪い日を前もって知っておけば、心の準備ができるね!」
🚨 でも“放っておいちゃダメ”なサインもある
T先生
「ここはすごく大事だよ。いつもと違う激しい頭痛、手足のしびれ、ろれつが回らない、立てないほどのぐるぐるめまい…こういうときは『気象病だから』で片づけず、すぐ病院へ。脳の病気がかくれていることもあるからね。」
たろうくん
「自己判断はあぶないんだね。」
T先生
「そう。それに頭痛が何回もくり返すなら、片頭痛そのものを予防するお薬という選択肢もある。がまんし続けなくていいんだよ。あと、おじいちゃんおばあちゃんはめまいで転んで骨折が怖いから、雨の日は足元と立ちくらみに注意してね。」
📝 まとめ!
✅ 気象病(天気痛)は気のせいじゃない … 正式な病名ではないけれど、気圧の変化を“耳の奥”が感じ取り、自律神経が乱れて起こると考えられている
✅ 症状はいろいろ … 頭痛・めまい・だるさ・関節痛・気分の落ち込みなど。片頭痛持ちは悪化しやすい
✅ 対策は自律神経を整えること … ①生活リズム ②体を動かす・耳を温める ③深呼吸とお風呂 ④気圧アプリで先読み
✅ 危険なサインは受診を … いつもと違う激痛・しびれ・立てないめまいはすぐ病院へ
✅ くり返す頭痛は治療できる … がまんせず相談を。高齢の方は雨の日の転倒に注意
たろうくん
「お母さんに『気のせいじゃないよ、ちゃんと対策しよう』って教えてあげる!ありがとうT先生!」 😊
T先生
「うん、その一言できっとお母さん楽になるよ。雨の日も上手につきあっていこうね☔」